戸上隼輔、初出場のパリ五輪は「50%は楽しみで50%は不安」　中国選手に対しては「安定感、技術、レベルがまだ達していない」【WTTチャンピオンズ重慶】

卓球の「WTTチャンピオンズ重慶」は30日、男子シングルスの1回戦が行われ、世界ランキング19位の戸上隼輔（井村屋グループ）は同14位のドミトリ・オフチャロフ（ドイツ）と対戦。0－3で敗れ、初戦敗退を喫した。

■元世界1位の壁を崩せず

戸上は世界ランキングを19位まで上げて今大会に挑んだ。元世界ランキング1位のオフチャロフを相手に、第1ゲームは圧倒され4－11で落とす。

続く第2ゲームは競り合い展開も増え、戸上の時間帯も作ったが、9－11で惜しくも落とすと、第3ゲームでもオフチャロフの壁を崩すことができずにストレート負けを喫した。

戸上は試合後パリ五輪について「50%は楽しみで50%は不安、パリ五輪に出場できるのは自分の人生にとって楽しみの一つなんですけど、試合では不安というのが大きい」と正直な想いを明かした。

また、本大会では最大のライバルとして立ちはだかる中国選手との差については、「今の時点ではレベルが低い。安定感がだったり、技術、レベルがまだまだ達してないと思っている」と語った。

戸上は夏のパリ五輪でシングルス、団体メンバーに名を連ねている。自身初の大舞台へ最終調整に入っていく。
※取材協力：WTT