『マッドマックス』最新作、フュリオサの“修羅の道”を追う予告映像が公開

『マッドマックス:フュリオサ』がついに公開 - (C) 2024 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved. IMAX(R) is a registered trademark of IMAX Corporation. Dolby Cinema is a registered trademark of Dolby Laboratories.

31日、日本公開を迎えた映画『マッドマックス』シリーズ最新作『マッドマックス:フュリオサ』の魅力を3つのポイントに分けて見どころを解説した、およそ6分にわたる「チャプター予告映像」が公開された。(※ネタバレ注意。動画は本編映像を多く含みます。映画鑑賞前の方はご了承のうえご覧下さい)

本作は『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015)に登場した義手の戦士フュリオサの復讐の旅を描く前日譚(たん)。アニャ・テイラー=ジョイシャーリーズ・セロンからフュリオサ役を引き継ぎ、クリス・ヘムズワースがバイカー集団を率いる宿敵・ディメンタス将軍役で出演。シリーズの生みの親であるジョージ・ミラー監督が引き続きメガホンを取る。

本作についてミラー監督は「フュリオサが10歳の時に、“緑の地”から連れ去られるところから始まります。彼女の人生を追い、様々な試練を経て、やがて大隊長へとのぼり詰めていく。『怒りのデス・ロード』に至るまでの15年以上の物語を描いています」と証言。そのうえで、公開されたチャプター予告について「このフュリオサの長い旅路を紡ぐために、映画では5つの章に分ける必要がありました。『チャプター予告』は、この物語のダイジェストのような映像になっています」と語っている。

その言葉の通り、映像は「I.修羅の道」「II.怒りの戦士、誕生」「III.復讐のエンジンを鳴らせ」と3つのチャプターに分けて映画の構成を解説。ディメンタスに連れ去られたフュリオサが故郷への帰還と宿敵への復讐を誓い、やがて成長し、ついに復讐へと向かう過程が紹介されている。

ミラー監督は、ついに劇場公開を迎えた日本に向けて「ハロージャパン! 最高のキャストとスタッフが全力で作り上げた作品です。日本で披露できることを誇りに思っています。きっと何かを感じ取ってもらえるはずです。皆さんの感想を聞かせてください!」とコメント。

また、「映画を観て、映画館から出る。そして観たばかりの作品を、もっと理解するためにすぐに映画館へ戻りたいと思う。それは映画を愛する私がこれまで何度も経験をしてきたことです」とリピート鑑賞もおススメ。「なぜ、そのような映画は私を強く引き付けるのか。それは寓話だからです。寓話であるがゆえに、その解釈は観る者の世界観に委ねられる。それぞれの人生の経験によって、意味を持つものになる。それが寓話の本質です。そのような物語には、命のようなものが宿っていて、観客との対話があるのです。解釈の柔軟性こそが、こういった物語が興味深い点なのです。細かいディテール、さりげないジェスチャーでさえも、皆さんが観るたびに気付くことがあると思います。それは物語に、重みがある証。見た目よりも、深い内容がある。もしくは氷山の一角で、その下にはもっと奥深いものである。リピート鑑賞することで、得るものがあると思ってもらえると嬉しいです」と呼びかけている。(編集部・入倉功一)

映画『マッドマックス:フュリオサ』は全国公開中

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