バレーボール練習場整備で協定、デンソーと郡山市 27年完成へ

協定書を取り交わした(左から)野崎管理者、杉岡部長、品川市長

 郡山市に本拠地を移転するバレーボール女子のデンソーエアリービーズと郡山市、市上下水道局は30日、同市旧豊田浄水場跡地に練習用体育館を建設するため協定を締結した。デンソーが土地を有償で借り、2027年の完成を目指し体育館を整備する。

 今後、具体的な条件などを詰めて契約した上、デンソーは年内にも具体的な体育館の設備などを決める。コートとチームの事務所、選手用の食堂を整備する方針で、バレースクールの開催など市民との交流の場や災害時の防災施設としての活用も想定している。

 エアリービーズの杉岡憲部長と品川萬里市長、野崎弘志上下水道事業管理者が協定書を取り交わした。品川市長は「存分に使っていただき、素晴らしい成果を上げることを願う」とあいさつした。杉岡部長が「移転に必要な練習用体育館建設に向けた第一歩。生活しやすい拠点で、選手も喜んでくれるはず。皆さんと共に盛り上がっていきたい」と話した。

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