台風の予想進路図のみかた (解説:#気象予報士 #穂川果音)

先日、台風1号が発生しましたが、これからが本格的な台風の季節となります。 台風は平年で1年間に25.1個発生しますが、 その中でも7月から10月にかけてが台風の発生数が多くなっているのがわかります。 この7月から10月は、特に台風への備えをしっかりと行うようにしましょう。 この台風というのは、季節によって進路が変わってくる傾向にあります。 というのも、台風は高気圧の縁を沿って北上してくるパターンがとても多いです。 ですので早ければ6月に日本列島に接近する可能性もありますし、高気圧の勢力が少し弱まってくる9月10月が台風が日本列島に接近・上陸することもとても多いです。 こういった季節は、台風の進路もしっかりと確認しておくことが大切です。この台風の進路を確認するときに皆さん、こういった台風の予報進路図を見たことあると思うんですが、 この予報円が大きければ大きいほど台風が大きいと思っていませんか。 実は違うのです。この予報円というのは、台風の中心がこの中に入るか進む確率70%という円になります。 この円で例えますと、一番西側に進んだ際には、台風の中心が近畿地方に進み、また一番東側に進んだ際には関東地方に進むことを示しています。 ですので、それくらい台風の進路が定まっていないときほど、このように予報円が大きくなる傾向にあるのです。 この台風の予報進路図を確認したときに予報円が大きいときは、こまめに最新の台風情報を確認することが大切です。 さあ、これから本格的な台風の季節です。 皆さん、最新の情報を確認して、その前にもしっかりと備えを行っておくようにしましょう。 #台風の見方 #予報円 #天気予報 #週末天気 #台風シーズンスタート#予想進路図 #台風の基本 #サニースポット

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