「優れものアイデア」 ワセリンが着火剤に 警視庁が教える活用法に反響

保湿以外にもさまざま使えるワセリン(写真はイメージ)【写真:Getty Images】

肌への刺激が少なく、乳児から大人まで使えるワセリン。主に保湿を目的として使われますが、すり傷の予防や、軽い傷口のケアなどにも有効です。警視庁警備部災害対策課の公式X(ツイッター)アカウント(@MPD_bousai)では、そんなワセリンの便利なアレンジ術を紹介。驚きの声が上がっています。

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「ワセリンを溶かして綿球に染み込ませるだけ」

ワセリンとは石油から精製された保湿剤のことで、ドラッグストアなどで簡単に手に入れることができます。一般的に副作用が出にくいとされていますが、とくに肌の弱い人は事前に、腕の内側などに少量つけてパッチテストを行うと安心でしょう。

同アカウントでは以前、ワセリンには保湿効果だけでなく、すり傷の予防や「軽度のすり傷、切り傷、やけどの保護、着火剤としても効果的」と、その有用性を紹介したことがあります。

今回の投稿では「やけど、切り傷などへの応急処置や、着火材として『ワセリン玉』を持っていきます」と、山中などでワセリンが使いやすくなる目からウロコの方法をおすすめし話題に。作り方は、「ワセリンを溶かして綿球に染み込ませるだけ」です。

○ワセリン玉

【作り方】
1. 半分に切った空き缶などに、ワセリンを適量出す
2. コンロなどで1を温める。ワセリンが溶けたら、消毒などに使う綿球を浸す
3. 固まるまで少し待ち、アルミホイルなどに包んで保管する

投稿にはXで1.1万件以上の“いいね”が集まりました。リプライ(返信)には「これはいい情報ですね。やってみます」「勉強になります」などの声が。また、引用リポストにも「これも簡単に用意できて、しかも用途が広いという優れものアイデアですね」「家バーベキューで着火剤がないときに使えるかも?」など、多くの感想が寄せられています。

ワセリンの融点は38~60度と低く、火にかけるとすぐに溶け始めるので、焦がしたり、やけどしたりしないように注意しましょう。投稿によると、「着火材として使うときは綿球を少しほぐすとよく燃えます」とのこと。作成したワセリン玉は早めに使い切りましょう。

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