天王通りに交流拠点 旧いちい信金支店など活用 津島市

旧いちい信用金庫天王通支店

 【尾張】津島市は、名鉄津島駅前から津島神社をつなぐ天王通り沿いのにぎわい創出へ、新たな交流拠点「シビックプライド醸成拠点(仮称)」を整備する。旧いちい信用金庫天王通支店と観光交流センターを一体化して、観光やまちづくりの拠点とする。2026年4月のオープンを目指す。

 同市は「津島玄関まちづくり構想」として、歩きたくなるようなまちづくりを展開。本年度は6月補正合わせ約12億1500万円の予算を計上している。

 新たな交流拠点は、民間事業者に建物の改修とともに運用を委託するDBO(公設民営)方式で整備する。

 事業者の募集に先立ち、市は現在2施設の間にある建物(市へ寄贈された民家)を解体し、中庭を整備することで施設の一体化を図る。

 日比一昭市長は「旧いちい信金天王通支店は、駅前から津島神社までの中間点。ウォーカブルなまちづくりのため、観光客にとってもランドマークになる施設を整備したい」と話した。

 津島玄関まちづくり構想ではこのほか、津島駅東側広場や津島神社周辺への観光ターミナルの整備、天王川公園の魅力向上などに取り組む。

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