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Nidal al-Mughrabi
[ラマラ(ヨルダン川西岸) 30日 ロイター] - イスラエル軍は、イスラエルおよびイスラエルが占領するヨルダン川西岸地区からパレスチナ自治区ガザへの食料品販売を禁止する措置を解除した。パレスチナの当局者、事業関係者、国際支援団体の職員らが明らかにした。
イスラエルもしくはヨルダン川西岸で生産された物資のガザへの搬入が認められたのは、昨年10月の戦闘開始以来初めて。
消息筋によると、イスラエル軍当局は今月、パレスチナ自治区ガザ最南部ラファへの攻撃を開始した数日後に、生果実や野菜、乳製品などの食品について、イスラエルおよびパレスチナ自治区からの購入再開を認めたという。
ただパレスチナ当局者によると、ガザ南部とイスラエルの間に設置されたケレムシャローム検問所を経由する物資の搬入は不安定で、イスラエルが認める1日当たりのトラックの通過台数は20台から150台と幅がある。トラック1台の最大積載量は20トン。
ガザとエジプトを行き来する重要な拠点であるラファは、イスラエル軍による攻撃のために国連の支援物資のガザへの搬入が事実上停止。イスラエルに対して人道危機への対処を求める声が国際的に高まっている。