原嘉孝主演舞台『ゼロ時間へ』上演決定 妻役に紅ゆずる 野坂実×アガサ・クリスティーの人気ミステリー【コメント全文】

ノサカラボ『ゼロ時間へ』キャスト

俳優の原嘉孝が、10月に東京・大阪で上演する舞台「ノサカラボ『ゼロ時間へ』」で主演を務めることが30日、発表された。妻役を紅ゆずるが演じる。

原作は、「ミステリーの女王」と呼ばれる推理小説家アガサ・クリスティーが1944年に発表した長編小説。物語はイギリスの田舎にある貴族の邸に、家族や友人といった親しい人々が集まるところから始まる。

そんな中、邸の主であるレディー・トレシリアンが何者かに撲殺される。次々と見つかるあやしい証拠品や、登場人物たちの食い違う、以外な真犯人とその動機が明らかになっていく、人気ミステリー作品だ。

今回、小田島恒志氏と小田島則子氏が翻訳を務め、演出は、ミステリーを専門に舞台を制作しているノサカラボの代表・野坂実氏が務める。

主演である原は、ハンサムなスポーツマンであり冒険家・資産家、社交的な人柄で、欠点など一つもないプレイボーイのネヴィル・ストレンジを演じる。ネヴィルの最初の妻、上品で落ち着いた知的な女性のオードリー・ストレンジ役を紅ゆずるが務める。

さらに、舞台『鋼の錬金術師』で主演を務めるなど舞台で活躍中の俳優・一色洋平、元宝塚歌劇団月組男役で、退団後も舞台で活躍する旺なつき、AKB48元メンバーの岡部麟、舞台を中心に活躍する俳優の細見大輔、声優から役者、演出家としても活躍する中尾隆聖が出演する。

同公演は、10月3日から9日まで東京・三越劇場、13、14日に大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA TTホールにて上演される。

■原嘉孝・紅ゆずる・野坂実コメント

【原嘉孝】
いやー、きましたね。2年ぶりのノサカラボ。
そうですよ、ノサカラボということはもちろんミステリーです。
2022年に参加した「罠」という作品でのカーテンコールで見る皆さんの顔が忘れられません。「そういうことだったのー!」なのか「騙されたー!」なのか「ふっ、予想はついてたけどね」なのか。今回の「ゼロ時間へ」では皆さんのどんな顔が見れるのでしょうか。
皆さんに楽しんでいただけるよう、僕たちも楽しみながら精一杯稽古に励みます。
是非、劇場でお待ちしてます!

【紅ゆずる】
この時を待っていました!
ノサカラボさんの作品に出演させていただけることは、本当に光栄に思っています。
以前、出させていただいた「ホロー荘の殺人」ではいままで演じたことの無い役をさせていただきました。今回も、演出の野坂さんの魔法にかかりたいなと思います。
アガサ・クリスティーならではの人々の摩擦を、どうぞお楽しみください。

【野坂実】
高校の時に小説『ゼロ時間へ』を読んで、あまりの面白さに衝撃を受けました。
推理小説と言えば「事件発生」⇒「探偵が調べる」⇒「犯人を突き止める」という流れが多いと思います。しかし『ゼロ時間へ』は、犯人が殺人計画を立てる時間から始まり、犯行の瞬間=「ゼロ時間」へ遡っていく独特の流れになっています。
更に舞台版はワンシチュエーションで描かれており、芝居や構成、演出を緻密に作りあげなければならない、とても難しい戯曲です。

原嘉孝くんは 2022年の『罠』で主演を務めてもらい、今回の役はどうしても原くんがいいと思ってお願いしました。
紅ゆずるさん、旺なつきさん、細見大輔さん、中尾隆聖さんは去年の『ホロー荘の殺人』に出演して頂いた信頼できる俳優たちです。
一色洋平くんも以前ご一緒した際に、素晴らしい演技を見せてくれましたし、岡部麟さんは初めてご一緒しますが大変魅力的な俳優なので楽しみです。
最強の布陣で、この舞台をお届けします。どうぞご期待ください。

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