柔甘ねぎ出荷最盛期 茨城・水戸

柔甘ねぎを大きさごとに手際よく選別する従業員=水戸市藤井町

柔らかくて甘いJA水戸のオリジナルブランド「水戸の柔甘(やわらか)ねぎ」が、出荷最盛期を迎えている。茨城県水戸市藤井町のネギ農家、園部潤一さん(40)方では30日、家族ら10人が出荷作業に追われた。

ハウスから収穫した柔甘ねぎの葉や根を作業場で切り落とし、太さごとに選別した上で手際よく梱包した。ピーク時で1日当たり500キロが出荷される。

柔甘ねぎは、えぐみや匂いが控えめ。甘みが大きな特長となっている。

「今年も甘みがある、質の良いネギができた。ピクルスやカレーライスにトッピングして食べてほしい」と園部さん。JA水戸地区ねぎ生産部会長の横倉睦郎さん(61)は「柔甘ねぎの魅力を多くの人に知ってもらい、生産者を増やしたい」と笑顔を見せた。

柔甘ねぎは市内のほか、東京近郊に出荷される。

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