中国、台湾製品134品の関税復活 経済協力協定違反と指摘

[香港 31日 ロイター] - 中国財政省は31日、台湾から輸入する134品目について、6月15日から関税を復活させると明らかにした。

中国と台湾は2010年に自由貿易圏の確立を目指す経済協力枠組み協定(ECFA)に調印したが、中国は台湾がこの協定に違反していると主張した。

財政省は「台湾地域は本土製品の禁止・制限など一方的な差別的措置を講じている。これは(ECFA)規定に違反している」と指摘した。

中国で台湾政策を主管する台湾事務弁公室の報道官は、台湾は中国本土の2500品目以上の製品の輸出に対して差別的な貿易規制を一方的に導入したと述べ、これは関税引き下げや撤廃に関するECFAの規定に違反すると指摘した。

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