西武・髙橋光成、今季初勝利へ「勝ちにこだわって腕を振り続けていく」 立ちはだかるは前回登板でノーヒッター達成の巨人・戸郷翔征

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3年連続2桁勝利右腕が今季未勝利

交流戦も最初のカードが終わり、週末はパ・リーグの本拠地での戦いに移る。ベルーナドームで行われる西武と巨人の一戦で、7戦目の今季初勝利を目指すのが西武・髙橋光成だ。

直近3年は11勝、12勝、10勝と3年連続で2桁勝利をクリアするなど、ローテの柱として君臨してきた27歳。ところが今季は春季キャンプで右肩の故障により出遅れ、4月14日のソフトバンク戦で今季初登板を果たすもここまで0勝4敗。苦しい戦いが続いている。

今季7度目のマウンドに向けては、「この一週間はしっかりと調整ができましたので、いい状態で明日を迎えられると思います」とし、「交流戦は普段対戦しない打者との勝負になりますし、初対戦の打者も多いので、新鮮で楽しみな部分もあります」と前向きなコメント。「とにかく一戦一戦、勝ちにこだわって腕を振り続けていく、それだけです」と闘志を燃やした。

チームはリーグ最下位に沈み、監督の休養から渡辺久信監督代行体制に変更となるなど流れを変える起爆剤の存在が待たれる状況だけに、ここ一番でエースの奮起に期待したいところだ。

前回登板でノーヒットノーラン達成

対する巨人は勢いに乗る戸郷翔征がマウンドに登る。

前回登板の5月24日・阪神戦では9回123球の熱投でプロ野球史上89人目・101例目の無安打無得点試合(ノーヒットノーラン)を達成。球史に名を刻む快投で今季4勝目(2敗)を挙げた。

特にこの5月は4試合の登板で3勝1敗、防御率1.69と絶好調。月間MVPの有力候補としても、良い形で5月を締めくくることができるか注目が集まる。

その他の試合の予告先発は以下の通り。

日本ハム・金村尚真-DeNA・東克樹(エスコンF)
楽天・早川隆久-ヤクルト・サイスニード(福島)
ロッテ・美馬学-阪神・青柳晃洋(ZOZOマリン)
オリックス・L.カスティーヨ-中日・涌井秀章(京セラD大阪)
ソフトバンク・L.モイネロ-広島・大瀬良大地(みずほPayPay)



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