【東京発】「東京のさかな」クイズも実施中!もっと東京のさかなを食べるきっかけに

出典:リビング東京Web

みなさんは「東京で一番とれる魚」を知っていますか?今回は豊かな漁場が広がり、東京の漁業の中心地でもある「島しょ部」に注目! 知っているようで意外と知らない東京の魚をフィーチャーします。

取材協力=東京都産業労働局農林水産部水産課

東京のさかなトリビアクイズにチャレンジ!

「東京のさかな」に関するクイズをリビングWebで実施中。あなたは何問正解できる? この記事の中にもヒントがあるのでぜひ挑戦してくださいね。

クイズはこちらから♪

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一番とれるのは“キンメダイ” 黒潮が通る豊かな海は魚の宝庫

東京の漁業では漁獲の約9割が「島しょ部」産。伊豆諸島と小笠原諸島の11島で構成する島しょ部は、海底地形や黒潮の影響で多くの魚が集まる、日本でも有数の好漁場です。

大島ではイセエビ、アワビ、神津島ではキンメダイ、アカイカ、三宅島ではマグロやカツオが。また、小笠原諸島ではカジキ類などが多く水揚げ。中でもキンメダイは、伊豆諸島での漁獲量が近年増えていて、東京全体の4割に。現在、東京で一番とれる魚となっています。

最近は、豊洲市場で島しょ部産を中心とした東京の魚のシェアが上がっていて、都内のスーパーや鮮魚店、飲食店などへの流通量も増えているそう。この機会に地元・東京産の魚に注目してみませんか。

「ブルーシーフードガイド東京都版」から知る東京の魚は?

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出典: ブルーシーフードガイド東京都版(2022)

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ブルーシーフードガイドとは、地球温暖化や乱獲が原因で枯渇する魚介類が増えている中、「おいしく、たのしく、地球にやさしく。」をモットーに、資源量が比較的豊富でサステナブル(持続可能)な水産物をリスト化したもの。リストの水産物を優先的に消費することは、漁業を応援しながらも減少した水産資源の回復促進につながります。「ブルーシーフードガイド東京都版」では、東京でとれるブルーシーフードとして「メカジキ・カツオ・ハマダイ・キハダマグロ・メバチマグロ・ビンナガ」の6種類を掲載。今後しっかりと漁業管理、資源回復ができれば持続可能な魚が増えていくといいます。

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島しょ部への“海の玄関口”竹芝にあるアンテナショップ「東京愛らんど」では、島の水産品を使った加工食品などが気軽に購入できます。

※価格は2024年5月現在のものです。

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\プチプチ食感も人気/

赤イカ入塩辛 1200円

神津島の赤イカを使った塩辛。トビッコのプチプチとした食感もヤミツキに。

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\幅広い料理に使える/

うつぼ出汁(10パック入り) 1380円

大島の天然ウツボを使った出汁パック。汁物や煮物・炒飯などいろいろな味付けに使えます。

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\くさや初心者も食べやすい/

けんちゃん家の焼くさや棒 320円

伊豆諸島の珍味「くさや」。手ににおいがつかず気軽にそのまま食べられる手軽さが人気。

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東京愛らんど

東京都港区海岸1-12-2、竹芝客船ターミナル内

平日 10:00 ~ 18:00、土・日曜、祝日 10:00 ~ 20:00

TEL 03-5472-6559

https://www.tokyoislands-net.jp/

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東京の島しょ部には島ならではのグルメもいっぱい。実際に足を運ぶのもいいけれど、まずは都心で味わってみては。

<池袋>

八丈島の肉厚な「くさや」は臭みも少なく絶品

大漁旗が飾られた店内で島旅行気分も味わって

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八丈島に魅せられた店長が提供する、島の郷土料理やお酒が人気の「居酒屋八丈島」。特におすすめはムロアジやトビウオの「くさや」で、八丈島から直接仕入れているという逸品。共に肉厚で、やわらかく臭みが控えめなので、初心者でも食べやすいといいます。店内にはド派手な「大漁旗」が飾られていて、島旅行に行った気分も味わえそう。昼の11時から営業しているので昼利用もOK。

居酒屋八丈島

●豊島区西池袋1-22-4、錦山園ビル1階

●JR「池袋」駅徒歩3分

●11:00 ~ 23:00(金・土曜は23:30まで、日曜、祝日は22:00まで)、無休

●TEL 03-5391-5810

https://hachijoujima.owst.jp/

<神田>

新鮮な島の魚で握る島寿司など郷土料理を堪能

伊豆諸島・小笠原諸島の新鮮な海の幸のメニューが豊富

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「東京島酒場 大(だい)」は三宅島出身の店主が切り盛りするお店。伊豆諸島近海の新鮮な魚をしょうゆだれに漬け込みカラシでいただく「島寿司」が味わえます。ほかにも「キンメダイの煮つけ」「島魚の刺し身」といった定番料理から、島しょ部でよく食べられている「カメの手塩ゆで」、さらに今の時期は三宅島の特産品「にがっ竹」など、珍しい食材も味わうこともできます。はし置きに三宅島の石を使うなどのこだわりも良いですね。

東京島酒場 大

●千代田区鍛冶町1-8-2、スズトミビル地下1階

●JR「神田」駅徒歩3分

●17:00 ~ 24:00(LO23:00)、日曜、祝日定休

●TEL 03‐6260-7170

https://kurotokage.jp/dai/

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▲豊かな自然が魅力、虹のかかる八丈島の風景 ©公益財団法人 東京都島しょ振興公社

東京の島は、伊豆諸島の9島(大島・利島・新島・式根島・神津島・三宅島・御蔵島・八丈島・青ヶ島)と小笠原諸島の2島(父島・母島)の計11の島で構成されています。自然が生み出したダイナミックな風景、多様性あふれる文化や名産品、ゆったりと流れる時間など、どれもが島の魅力。個性豊かな「東京宝島」を訪れて、現地でとれたての魚を味わってみるのもいいですね。

アクセス

都心から一番近い離島「大島」

●調布飛行場から小型飛行機で約25分

●竹芝客船ターミナルから高速ジェット船で最短約1時間45分

都心から287km離れた亜熱帯の楽園「八丈島」

●羽田空港から飛行機で約55分

●竹芝客船ターミナルから大型船で約10時間

そのほかの島へのアクセスの詳細はこちらから

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