ソニーG、今後3カ年のイメージセンサー投資は前中計比7割に厳選

Ritsuko Shimizu

[東京 31日 ロイター] - ソニーグループは、今後3カ年のイメージセンサー投資を前中計比7割に抑制する方針を示した。既存資産を有効活用し、投資を厳選する。投下資本利益率(ROIC)は2023年度を底に回復させる。

21―23年度のイメージセンサー投資額は約9300億円だった。ソニーセミコンダクタソリューションズの清水照士社長は31日の事業説明会で「成長投資は継続するものの、既存資産を有効活用し投資を厳選する」と述べた。

また、21―23年度に約6400億円を投じた研究開発についても、今後3カ年で投資額は増加するものの、売上高研究開発費率は前3カ年の15.7%よりは低下する。

車載用イメージセンサーについては「24年度からの3カ年の中計で黒字化したい」と述べた。

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