「井上尚弥の弱点は見えていた」 1階級上無敗ホープが「倒せる」と生意気に豪語「欠落してるのは…」

世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥【写真:荒川祐史】

フェザー級の11戦全勝キャリントンが語る

ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)に1階級上の全勝ホープが「対戦したら倒せる自信がある」と息巻いている。米記者に対し、弱点となる“穴”があると豪語。「今までの相手がその部分でイノウエに挑戦できていたか定かではない」と疑問を呈している。

米国ボクシング記者協会員のショーン・ジッテル氏の公式Youtubeチャンネルにブルース・キャリントン(米国)が登場。フェザー級を主戦場とする27歳は戦績11勝(7KO)無敗で、WBO世界4位、WBC世界7位、IBF世界12位にランクインし、近い将来、世界挑戦が期待されるホープだ。ジッテル氏から、5月6日に行われたルイス・ネリ(メキシコ)戦で井上が1回にダウンを奪われたことを聞かれると、このように印象を答えた。

「正直に言って、俺が突けるだろう彼の弱点は何試合も前から見えていた。対戦する時が来たらイノウエを倒せる自信があるよ。イノウエが守備面で欠落している特定の部分は、オレが攻撃面で得意としているものなんだ。しかも、楽々とそのスキを突けるだろうね」

自信満々のキャリントンは「126ポンド(フェザー級)に彼が上げてきたら、彼にとってそれまでとは全然違った戦いになる」と豪語。「彼は相手を倒せるパワーがあることを幾度となく示してきた。でも、彼はパンチに耐えることができるか……それが重要な問いになる。今までの相手がその部分でイノウエに挑戦できていたか定かではない」と圧倒的な強さゆえにクローズアップされることが少ない耐久性に疑問を呈した。

井上は世界戦22連勝中。キャリントンのように、海外からは1つ上のフェザー級に早く上げるよう要求する選手がいるが、練習を再開した29日に「スーパーバンタム級に敵がいないから階級を上げろというのはおかしい話だし、やりたいんだったら『お前らが下げてこい!』という話」「もちろん階級制のスポーツなので自分にも限界があります。フェザー級に行く準備はしていますけど、そこはまだ何とも言えないかなと」と語気を強めて持論を明かしていた。

THE ANSWER編集部

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