チーフスDTバグスが動物虐待の軽犯罪容疑で出頭

アイザイア・バグス【NFL】

現地30日(木)、カンザスシティ・チーフスのディフェンシブタックル(DT)アイザイア・バグスが、動物虐待の軽犯罪容疑でアラバマ州タスカルーサの郡刑務所に出頭した。

その後、バグスは犬に対する2件の第2級虐待罪を犯した容疑で600ドル(約9万円)の保釈金を支払い、釈放されている。

裁判所の文書によると、タスカルーサ警察署は3月28日に「著しく栄養失調の状態」で「衰弱」した2匹の犬をバグスが借りていた家の裏ポーチで発見したという。裁判所に提出された書類には、ピットブルとロットワイラーの混血犬が食べ物や水を与えられていない状態で少なくとも10日間そこに放置されていた、という隣人の証言が記載されている。

ピットブルの方は後に安楽死させられた。目撃者によると、バグスは3月19日ごろにこの家から出て行ったという。

チーフスの広報担当者は、チームはこの状況を認識していると述べたが、それ以上のコメントは控えている。

バグスの代理人であるトレイ・ロビンソンは今週に声明を発表し、本人は「この容疑を強く否定」し、犬の飼い主ではないと主張しているという。

「いかなる状況においても、バグス氏は動物の虐待を容認していない」とロビンソンは言い、それ以上の質問には答えなかった。

ロビンソンは、バグスは犬が家に残っていることを知らず、彼が所有するフーカ(水たばこパイプ)ラウンジを閉鎖させるために仕組まれた不正工作だと述べている。

27歳のバグスは元アラバマ大学の選手で、ピッツバーグ・スティーラーズで3シーズン、デトロイト・ライオンズで2シーズンを過ごしてきた。今年1月にスーパーボウルチャンピオンとなったチーフスに練習生として加わり、2月に2024年シーズンに向けた暫定契約を結んでいる。


記事提供:『The Associated Press(AP通信)』


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