注目のウミウシ、飼育はむずかしい? 色鮮やかな232種掲載『ウミウシの生態観察図鑑』に注目

書籍『ウミウシの生態観察図鑑』が6月12日に誠文堂新光社より発売される。

調査・研究が進むなかで新しい種が発見されたり、種の変更やが行われたりなど、今なお未解明な点が多いウミウシ。本書では不思議な存在・ウミウシの種類やその生態を解説した書籍だ。

なぜウミウシを飼育する水族館が少ない背景、家で飼育できない理由、ウミウシの繁殖行動など……。不思議なウミウシの世界を覗き見ることのできる1冊だ。

■著者プロフィール
西田 和記(にしだ・かずき)
1987年、愛媛県宇和島市生まれ。2010年、千葉大学理学部生物学科卒業。同年よりかごしま水族館勤務。飼育技師・学芸員。鹿児島県下海域におけるウミウシ相調査を継続し、これまでに約650種を確認。ウミウシ類の飼育・展示、繁殖手法の確立へ取り組み、2017年に水族館では日本初となるウミウシ類の常設展示『うみうし研究所』を同館内に開設。現在までに4種のウミウシの飼育下繁殖に成功。鹿児島県内では磯のウミウシ観察会を主催する。

(文=リアルサウンド ブック編集部)

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