バイエルン監督就任のコンパニ、「人生を決めるのは苦しい時期の過ごし方」深い言葉を残す

今季イングランド・プレミアリーグのバーンリーで指揮し、20チーム中19位となり降格を喫してしまったヴァンサン・コンパニ監督。

しかし先日はなんとドイツ・ブンデスリーガの盟主バイエルン・ミュンヘンの指揮官に招聘されることが決まり、大きな話題を集めることになった。

彼が今回バイエルン・ミュンヘンの監督として初めてコメントを発表し、来季の指揮に向けて意欲を述べている。

「『自分はトップクラブで働いたことがない』とは決して思わない。それが私の考え方だ。

トップクラブかどうかは自分が作り出す環境による。良い時も悪い時も自分の仕事に対してどのようなメンタリティを持つか。それこそがトップレベルで働くことを定義するものだと思っている。

バイエルンに来て、私はすでにここが故郷であるかのように感じているよ。

私は常にやる気に満ち溢れている。朝から晩まで周りのみんなを向上させたいという意欲を持って、毎朝目を覚ましている。

人生を定義するのは成功の渦中にある年月ではなく、苦しい時期を過ごした時間であると思う。

私は自分ひとりで成功したいのではなく、できるだけ多くの人々をともにそこへと連れていきたい。それが自分の性分なのだ」

コンパニはアンデルレヒトで選手兼監督として指導者のキャリアをスタートさせ、2021-22シーズンにベルギーカップ決勝進出を成し遂げた。

その後当時2部のバーンリーに就任してプレミアリーグ昇格に導き、その中で繰り広げていた攻撃的なサッカーで話題を集めた。

しかしながらプレミアリーグではなかなかその戦術を機能させてもらえず、5勝9分24敗という結果で2部へと逆戻りすることになっている。

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