AMEFURASSHI「客観的に見られるようになってきた」活動を経ての変化と成長

AMEFURASSHI

スターダストプロモーション所属のガールズ・グループAMEFURASSHIが、6月7日に文京シビックホール 大ホールで、『梅雨祭2024 -Dance in the rain-』を開催する。AMEFURASSHIは、愛来、市川優月、小島はな、鈴木萌花の4人組で、洗練されたダンス・パフォーマンスとパワフルなボーカルが魅力。昨年12月に結成5周年ライブを品川ステラボール、今年の3月には東京・EX THEATER ROPPONGIでワンマンライブを成功させるなど、着実にステップアップした姿を届けている。

2022年にスタートし今年で3回目の開催となる『梅雨祭』は、梅雨明け直前の時期に行われるライブで、ゲストを迎え、通常のライブとは違った一面を見ることができる唯一無二のステージ。インタビューでは、プロのダンサーとのコラボに注目が集まる『梅雨祭2024 -Dance in the rain-』の見どころや意気込みを聞くとともに、4人がいま考えるAMEFURASSHIの未来について話を聞いた。(取材=村上順一)

新しいAMEFURASSHIを届けたい

――グループ名なのですが、カタカナ表記からローマ字表記に変わっていたんですね。 市川

2022年に「Drop」というアルバムを発売するタイミングで表記がカタカナからローマ字に変わりました。 鈴木

皆さんにお披露目してから、私たちも改名の意味を聞いて。

――どんな想いが込められているんですか。 鈴木

ローマ字だったら世界中の多くの方が読める、というのがあります。そのタイミングでタイとか海外に遠征させていただくことも増えて、世界中の人にAMEFURASSHIを知ってもらいたい、という想いが込められていると知りました。 市川

それを聞いて、すごくありがたいなと思いました。

――さて、6月7日に毎年恒例となった『梅雨祭』が開催されますが、今回で3回目、どのようなライブになりそうですか。 愛来

梅雨の時期特有のジメジメした空気を吹き飛ばすようなライブになっています。1回目は和太鼓、2回目はDJとテーマを決めて、音楽面でのコラボレーションに特化したライブになりました。和太鼓では法被(はっぴ)を着たりして、日本らしさが詰まったステージで、DJではRAM RIDERさんと一緒にクラブミュージックを押し出したステージでした。今年はプロダンサーの皆さんとコラボさせていただくのですが、ダンサーの方と一緒にライブをやるのは初めてで、これまでとは違ったカッコ良さなど演出の幅も広がると思っていて、新しいAMEFURASSHIをお届けできると思います。 市川

普段のワンマンでは4人だけで魅せるライブになっているので、『梅雨祭』は唯一と言っても良い、コラボが観られるステージなんです。これまでの曲もコラボすることによって違った雰囲気に聴こえたりするので、AMEFURASSHIをずっと観てきてくれている方も楽しめると思いますし、最近私たちのことを知ってくださった方も入りやすいと思います。今回は夏っぽさ、その熱さを残しつつ、初のホールでのライブで、客席が傾斜しているのもあって、「観る」というところにフォーカスした、魅せるステージになると思います。一昨年、昨年を上回るライブにしたいと思っています。

小島

なんと言ってもコラボが肝なのですが、2回とも好評をいただいて、『梅雨祭』でしか味わえない光景があります。1日しかないので逃さずに絶対に観に来てもらいたいです。問題は私たちは人見知りをしてしまうので、コラボしてくださる方とどうしても最初距離ができてしまうことで…早く仲良くなるのが課題です(笑)。

――そうなんですか?

いまお話ししていても、すごくフレンドリーな感じがあります。 小島

実は人見知り、激しいです。 市川

一つ何かが抜けたら仲良くなるスピードは早いんですけど。 愛来

前回コラボさせていただいたRAM RIDERさんも、本番前日のリハでやっとたくさん喋れるようになったり。 小島

そうそう。リハをしていく中でどんどん仲良くなっていくので、本番ではダンサーズさんとのコミュニケーションの部分も注目してもらえたら嬉しいです。

――RAM RIDERさんとは7月に開催される『LuckyFes』で、再びご一緒されるんですよね。また一歩深まったパフォーマンスが観られそうですね!

さて、『梅雨祭』を通して成長を感じたところはありますか。

小島

ファンの皆さんの反応を想像することです。これをやったら皆さん喜んでくれるんじゃないか、コラボでこういう見せ方があったら盛り上がるんじゃないかとかイメージできるようになってきました。また、前回の『梅雨祭』からメンバーもいろいろ考えるようになったのも成長の一つだと思いますし、ステージはみんなで作り上げていくものだなと感じています。

――鈴木さんは『梅雨祭』をどのように感じていますか。 鈴木

MVでプロのダンサーさんとご一緒する機会はあったのですが、ライブでそれを見せたことはなかったので、生で観てもらえることがとても嬉しいです。

――いまどんな練習をされていますか。 鈴木

まだ、合同でのリハは始まっていなくて、これからなんです。 市川

なので、今は個々で練習をして仕上げている段階です。 鈴木

ダンサーズさんが踊っている映像を拝見したのですが、めちゃくちゃカッコよかったので、コラボは期待していてください! 市川

大人数で魅せる迫力ってあると思うので、そこが見どころになると思います。そういう迫力があるAMEFURASSHIも見せたいと思っていたところで、ダンサーズさんとのコラボが決まってすごく嬉しかったです。また、私はある曲を大人数でパフォーマンスしてみたかったので、その曲をコラボするのが今からすごく楽しみなんです。 小島

あの曲はヤバいよね。

――それは最近の曲ですか。 市川

ネタバレになるので詳しくお話しできないのですが、振入れをしていた頃から「大人数でやったらすごそうだよね」とメンバーと話していたカッコいい曲で、AMEFURASSHIの代表曲の一つです。

ターニングポイントになったライブとは?

――当日が楽しみですね!

さて、AMEFURASSHIのターニングポイントになったライブはそれぞれどう感じていますか。 市川

私は去年の『梅雨祭』です。はなもさっき話していたように、去年から自分たちでいろいろ考えてライブに取り組むようになりました。これまではセットリストをいただいて、自分の感覚を頼りにパフォーマンスしていたような感じだったのですが、セットリストを決めるところから打ち合わせに参加して、自分からアイデアを言えるようになったのはすごく大きかったです。いままではパフォーマンスすることだけで精一杯だったのですが、少しずつ客観的に見られるようになってきたのかなと感じたライブでした。

――愛来さんはいかがですか。

愛来

どのライブも思い出深いですし、印象に残っていますが、特に5周年ライブのリハ期間は私の意識が大きく変わったターニングポイントだったと感じています。それは、自分が納得の行くまで突き詰めることができたと思ったからです。また、結成からの5年間はあっという間ではなく、長く感じた5年でした。良いこともあったのですが、つらいこと、苦しいことも多かったからなんです。AMEFURASSHIになる前、3B junior時代から悔しい思いをしてきたメンバーなので、それが報われたといいますか、EX THEATER ROPPONGIを成功させることができましたし、この5人で5周年を迎えられたことがとても嬉しかったです。

――小島さんのターニングポイントとなったライブは? 小島

たくさんあるのですが、昨年の12月に品川ステラボールで開催した。結成5周年のライブ『AMEFURASSHI 5th Anniversary Live "Bad Girls Story”』です。今の方向性に決まったときから、歌やダンスもガラッと変わって、自分は全然できなくてどうしようという感じだったのですが、5周年ライブはレッスンの時間を多くとっていただいて、みんなとたくさん練習をしたことでいつもより安心してステージに立つことができました。そして、5周年という節目でもあったので、泣いているファンの方の姿を見て、これからもアニバーサリーライブをできるように頑張っていかなければ、と奮い立つものがありました。もうファンの皆さんを悲しませられないです。

――鈴木さんのターニングポイントとなったライブは? 鈴木

私は、去年行ったららぽーと豊洲のステージです。集客人数など目標を立てて臨んだイベントで、それを達成することができて、『梅雨祭2023』もソールドアウトすることができて、私たちを応援してくれる方が増えてきていることを実感できたイベントでした。リリイベを経てファンの方が増えていくのがわかって、同業の方にも「AMEFURASSHIの曲、TikTokで観ました」と言ってもらえることが増えてとても嬉しかったです。みんなに知ってもらえていることがわかって、グループがすごく変わっていった瞬間でした。SNSをきっかけに知っていただいた方も多く、SNSをもっと頑張りたいと思いました。でも、何をやったら良いのかも全然わからなくて。私はメンバーの中でSNSに疎い方なので、以前は写真を上げたりするくらいだったのですが、今はメンバーやスタッフさんからいろいろ教えてもらって、試行錯誤しながら頑張っています。その中でもTikTokは特に頑張りたいと思っています。

――皆さんは歌って踊れるので、動画はいろいろできそうですよね! 市川

食べることも好きなので、モッパン(食事している場面を収めた動画)もできます!

モッパンはまだやったことがないので、可能性は無限大だなと感じています。

横浜アリーナのステージに立ちたい

――『梅雨祭』の後もライブが決まっていますが、どのような展望がありますか。 鈴木

『よるのブランチ』(TBS)に出演させていただいて、AMEFURASSHIで歌ったのが印象に残っていて。今後の目標としてライブはもちろんなんですけど、 音楽番組への出演の機会も増やしていけるよう頑張っていきたいです。 小島

萌花と同じように私もこれからメディアに出演できる機会をもっと増やせるように頑張りたいなと思っています。そこから興味を持っていただいて、ライブに来てもらえたら絶対に沼らせる自信があります。また、今年は歌もダンスもスキルアップしていくのを目標に、メンバーそれぞれ課題はたくさんあるのですが、自分の苦手な分野も克服して、成長できたらもっといいグループになると思っているので、そこに向けて頑張りたいです。 市川

私はいま決まっているライブで満員の景色が観ることが第一の目標です。私たちはアイドル活動を10年やってきていて、今年になって少しずつ会場も大きくなってきています。いま一歩ずつ着実に進めているんだという感覚があるからこそ、グレードダウンしてしまったらどうしようという不安も出てきました。それが不安だから、満員の景色を観るために頑張りたいです。その中でいま自分たちが何を一番頑張るのかといったらSNS、特にTikTokだと思っています。 愛来

私たちはパフォーマンスとか、歌もダンスもみんなそれぞれが悩みながらも頑張っているし、やるべきことはやれていると思います。しっかり続けていきながら、私たちを見つけてもらう、知ってもらうことだと思うので、いかに自分たちで世界へ発信していくかも大事だと思っています。少しでもAMEFURASSHIのことをいいなと思ってもらって、いろいろな方に見つけてもらえるように、私たちは今後もパフォーマンスしていきたいですし、また内面も磨いていけたらいいなと思ってます。

――ファンの方を連れて行きたい、見せたい景色はありますか。 愛来

横浜アリーナです。横アリのステージにAMEFURASSHIとして立ちたいです!

過去にももいろクローバーZのあーりん(佐々木彩夏)のソロコンでダンサーとして立たせていただいたり、『スタプラアイドルフェスティバル』や『@JAM』でも横アリのステージに立った経験もあって、とても思い入れのある場所なんです。大きな目標ではあるのですが、そこでColors(ファンの呼称)の皆さんと一緒にまだ見たことのない景色を創りあげたいと思っています。 (おわり) 【公演概要】 公演タイトル:梅雨祭2024 -Dance in the rain- 日程:2024年6月7日(金) 会場:文京シビックホール 大ホール 時間:open 17:30 / start 18:30 ★プレイガイド一般チケット発売中★ 【一般発売プレイガイド】 イープラス https://eplus.jp/ameflash/ チケットぴあ https://w.pia.jp/t/ameflash/ ローソンチケット https://l-tike.com/ameflash/ ▼詳細はこちら https://www.amefurashi.jp/news/LIVE20240607.html

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