プレーオフ1回戦敗退のクリッパーズ…主力のジョージとハーデンを来季以降もキープか?

5月30日(現地時間29日、日付は以下同)。ロサンゼルス・クリッパーズは、タロン・ルーHC(ヘッドコーチ)と長期間に渡る新契約を結んだことを発表。指揮官との契約期間は2028-29シーズンまでで、年平均で約1400万ドル(約21億8400万円)と、NBAチームの指揮官として最も高額な年俸を受け取る1人になったと『ESPN』が報じている。

今シーズンのクリッパーズは、序盤のトレードでジェームズ・ハーデンを獲得し、カワイ・レナード、ポール・ジョージ、ラッセル・ウェストブルックとの“スーパースター・カルテット”を形成。

一時はウェスタン・カンファレンス首位に立ち、ウェスト4位の51勝31敗でレギュラーシーズンを終えるも、「NBAプレーオフ2024」ではダラス・マーベリックスの前に2勝4敗で姿を消した。

2021年にフランチャイズ史上初のカンファレンス・ファイナル進出を果たしたクリッパーズだが、翌2022年はプレーオフ出場を逃し、2023年はレナード、ジョージの2枚看板がケガに泣いたこともあって1回戦敗退。

今年はジョージやハーデン、イビツァ・ズバッツ、テレンス・マン、ノーマン・パウエルらが奮戦も、レナードが6試合のうち4戦を欠場。球団史上初の優勝を目指してハーデンを加えたが、思うように勝ち切れなかった。

クリッパーズの主要選手たちのうち、来シーズンも契約下にいるのはレナード、ズバッツ、マン、パウエル。ジョージとウェストブルック、PJ・タッカーは来シーズンの契約がプレーヤーオプション、ハーデン、メイソン・プラムリー、ダニエル・タイスらが制限なしFA(フリーエージェント)になる。

そうしたなか、30日に『ESPN』はクリッパーズが今夏のFA戦線でジョージとハーデンをキープすることを決めたと報道。ハーデンは制限なしFAなのだが、ジョージの場合はオプションを破棄すれば制限なしFAになるため、すでに複数のチームが獲得に関心を示しているというのが現状。

来シーズン以降に向けて、クリッパーズはスター選手たちを保持しつつ、選手層の厚い豪華戦力で戦っていくことができるかは必見だ。

【動画】今シーズンにジョージが見せてきたハイライトプレー集!

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