6名の作家の作品からかけがえのない日常を新たな視点で捉えなおす『⽇常アップデート』東京都渋谷公園通りギャラリーで

すべての写真(6)を見る

渋谷区神南、渋谷区立勤労福祉会館1Fにある東京都渋谷公園通りギャラリーでは、2024年6月15日(土)より『⽇常アップデート』を開催する。見過ごされるような光景や体験、聞き慣れたことば、どこかの誰かとの共同作業、その日の大切な記憶や事柄の記録、安心できるいつもの風景……。さまざまな観点で日常を思わせる作家の作品から、繰り返されるかけがえのない日々を考える展覧会だ。

今回参加するのは、思いがけない場所で言葉や映像、遊具のような装置を使い、鑑賞者が作品に触ったり、動かしたりすることのできるインスタレーション「デコレータークラブ」(2007—)を展開している飯川雄大(いいかわたけひろ)、普段の生活の中で耳に残った言葉や作家本人の中から湧き上がる言葉を日々書き連ねていく関口忠司(せきぐち ただし)、2015年よりアイロンビーズを使った作品を日々制作している土谷紘加(つちたに ひろか)。さらに、コンピュータ内に仮想の理想郷を立ち上げ、その世界で目にする擬似体験の風景を主に絵画として描いている原田郁(はらだいく)、おとなもこどももあそべるぶんがく「微分帖」など、ワークショップやドローイングによって他者との関わりの中にある差異を見つめる宮田篤(みやたあつし)、刺繍の平面作品や立体作品のインスタレーションなど、白い布と黒い糸を使った作品を展開しているユ・ソラの6名。

土谷紘加とユ・ソラは、この他にもさわれる作品も制作予定だ。

各作家によるワークショップや、担当学芸員、鑑賞サポーターによるギャラリー・トーク、またPodcastで聴くアーティスト・トークなど関連イベント多数。詳細はギャラリーのホームページにて確認を。

<開催概要>
『⽇常アップデート』

会期:2024年6月15日(土)〜9月1日(日)
会場:東京都渋谷公園通りギャラリー
時間:11:00~19:00
休館日:月曜(7月15日、8月12日は開館)、7月16日(火)、8月13日(火)
公式サイト:
https://inclusion-art.jp/archive/exhibition/2024/20240615-246.html

すべての写真(6)を見る

© ぴあ株式会社