『あぶない刑事』新作、横浜で撮影された?ロケ地を検証

中華街を歩くタカ。 - (C) 2024「帰ってきた あぶない刑事」製作委員会

人気シリーズ『あぶない刑事』の舞台といえば“ハマ”こと横浜。8年ぶりの新作となる映画『帰ってきた あぶない刑事』(公開中)でも、舘ひろしふんするタカこと鷹山敏樹と、柴田恭兵ふんするユージこと大下勇次が横浜で大暴れする。舞台は横浜だが、実際の撮影も横浜で行われていたのか。ロケ地を検証してみる。

最新作『帰ってきた あぶない刑事』は、定年退職して刑事を引退し、ニュージーランドで探偵をしていたタカとユージが、横浜に戻ってきて彩夏(土屋太鳳)という女性に「母を探してほしい」と依頼されたことから物語が始まる。

タカとユージといえば、誰よりも横浜の夜景が似合う男たちといっても過言ではない。そんな二人が8年ぶりにニュージーランドから帰ってきて、横浜の夜景を楽しんでいた場所が、「横浜ハンマーヘッド」の埠頭。横浜の夜景を背景にたたずむ二人の姿は、本当に絵になる。

横浜を象徴するロケーションも数多く登場する。タカがフェイロン(岸谷五朗)の経営する中華料理店に向かうシーンは、中華街の「華正樓」付近で撮影された。タカを尾行していた梨花(西野七瀬)が、バレて上司の町田課長(仲村トオル)に電話するシーンは「港の見える丘公園」で撮影された。

実在する店舗でも撮影しており、タカと情報屋の田中文男(ベンガル)が会う海辺のレストラン「Bar Polestar」、彩夏が母の形見の指輪を官邸に出す宝石店「SILVER OHNO」は、店の名前もそのまま同じで営業している。

ラグジュアリーなホテルもロケ地に選ばれており、横浜新カジノ構想が発表されるパーティー会場は「ホテルニューグランド」で、タカとステラ(吉瀬美智子)が語り合うホテルのバーは「横浜ロイヤルパークホテル」で撮影された。

タカとユージと彩夏が3人でディナーを楽しむ印象的なシーンは、クラフトビアダイニング「THE BAYS」の屋上が使われた。同ビルの外観は、彩夏がハーレーを手入れするシーンでも登場する。

本作だけでなく、放送開始から約38年間に渡って、横浜のさまざまなスポットで撮影されてきた『あぶない刑事』シリーズ。本作や過去作を観た後に、聖地巡礼をするのも一興だ。(今井優)

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