何でもかんでも『うちの子が1番』じゃないと許せない厄介ママに出会ったことはありますか?
そのせいで、自分の子どもが傷つけられてしまうケースもあるようで......。
筆者の友人から聞いた、非常識ママ友エピソードをどうぞ。
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優しさにあふれた自慢の娘
私には、6歳の娘がいます。
娘は3歳から保育園に通っており、友達もたくさん。
親バカと思われるかもしれませんが、本当に優しい思いやりのある子なのです。
誰か困っている子がいたら率先して助けてあげられる、自慢の娘です。
ママ友からも娘をよく褒められていた
だからか、保育園でできたママ友たちも、みんな娘に好印象を抱いてくれていました。
「本当に素敵な子ね~」
「いつかお嫁さんに欲しいくらい!」
「いつも息子のことを助けてくれてありがとう」
そう娘を褒められるたびに、私もとっても嬉しい気持ちになっていました。
しかし、年長組になって1か月が経った頃、トラブルメーカー親子が転園してきたのです......。
非常識すぎる親子に振り回されるように
まず息子さんは、特大のわがまま坊や!
他の子のおもちゃを勝手に奪ったり、上手くいかないことがあると相手の髪を引っ張ってケガさせるほどのわんぱく男の子だったのです。
娘は優しい性格も相まってか、その標的になりやすく、何かにつけては娘の大事にしている髪ゴムを盗られたり、意地悪をされているようでした。
さらに強烈なのが、そのママであるA子。
息子さんがトラブルを起こしても
「うちの子は悪くないわ」
「向こうの心の狭さが原因よ!」
とすべて他責思考なのです。
それだけでなく、【何でも息子が1番じゃないと気が済まない】という厄介な性格の持ち主!
「次の劇の主役は息子にして!」
「息子が1番目立つように」
何かにつけては無理難題なクレームばかりで、園の先生方も困っていたようでした。
もやもやした気持ちを抱えること1か月、いつものように迎えに行くと、めったに泣かない娘が大号泣しているではありませんか!
小さな子にも詰め寄る大人げなさに呆然
「何があったの!?」
と担任の先生に確認すると......。
「運動会のマーチングの件でA子さんから怒鳴られたんです」
この保育園では、運動会で年長さんがマーチングを披露するのが恒例になっていました。
今年も配役を決めることになったとき、みんなからの推薦で娘が指揮者に選ばれていたのです。
A子の息子さんはそれが悔しくて仕方なかったのか、お母さんに泣きついたよう。
話を聞いたA子が迎えを待っている娘に、先生方が注意するのを制して
「あんたにはムリだから譲れ!」
と詰め寄ったのでした。
これにはさすがに怒りが収まらない私でしたが、先生方が『絶対配役は変えません』と言ってくれました。
結局、指揮者は娘が見事に務め上げたのでした。それが不満だったこともあってか、A子親子はその後すぐに転園していきました。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:一瀬あい