初訪日のロシア人が日本を大絶賛 「見かけないのでびっくり」したものとは

ロシア人の(左から)へミラさんとワセリさん【写真:Hint-Pot編集部】

日本人にとっては当たり前でも、訪日外国人観光客にとっては驚くことがたくさんあります。念願の初訪日を果たしたロシア人カップルは、さまざまな光景を思い出に残すべく、徒歩での観光を楽しんでいました。日本の美しさに感激するなか、あることに気づき、「びっくりした」といいます。いったい、どんなことがあったのでしょうか。

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念願の初訪日 街を楽しむため徒歩で移動

「日本へ行くのが夢だった」という、ロシア人のヘミラさんとワセリさん。今回、念願叶っての初訪日となりました。1週間の滞在予定で、東京と関西をめぐる予定です。

ふたりにとって日本で見るすべてのものが新鮮。日本の文化に興味があるというワセリさんは、同じ東京でもエリアによって雰囲気が違うことに驚いたそう。とくに刺激を受けた場所は秋葉原で、「街全体にサブカルチャーコミュニティがあふれていると感じました」と興奮しながら教えてくれました。

「東京は本当に美しい街ですね。街中をただ歩くだけでも、ハッとする美しさを感じます。だから、あまり電車にも乗らずに、毎日25キロくらい歩いているんです(笑)」

日本へ行くことを楽しみにしていたワセリさんは、自分の足で歩いて、日本の景色をしっかり目に焼きつけたいと思ったようです。東京の街の魅力を語るワセリさんの横で、大きくうなずくヘミラさん。しかし、不思議に思っていることがあるといいます。

「これほど大きな都市で人がたくさんいるのに、どこにもゴミが落ちていないですよね。東京に来てからまったくゴミを見ていないんです。ゴミ箱も見かけないのでびっくりしています」

日本では近年、テロ対策や家庭ゴミなどが持ち込まれる問題など、さまざま理由で公共のゴミ箱の数が減少しています。そのため、ゴミ箱が少なくて不便さを感じたという外国人観光客も少なくありません。実際に、観光庁が行った「訪日旅行中に全体を通して困ったこと」の調査によると、「ゴミ箱の少なさ」を指摘する声が上がっています。

へミラさんはゴミ箱が少ないことに不満を感じているわけではありません。むしろ、日本人の美化意識の高さやマナーの良さが、街の美しさに反映されていると感じたようです。

これから京都にも足を運ぶ予定というふたり。これから行く先々でも、日本の美しい景色を存分に楽しんでほしいですね。

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