札幌の象徴として半世紀 センチュリーロイヤルホテル閉館 「すべてのお客様に感謝したい」

札幌の景色を一望できる回転展望レストランで知られ、長い間、市民や観光客に親しまれてきたセンチュリーロイヤルホテル。きょう51年の歴史に幕を下ろしました。

閉館までの日数を示していたカウントダウンボードはついにゼロに。最終日のきょう宿泊客およそ300人をスタッフが笑顔で送り出し、最後にチェックアウトした常連客には花束が贈られました。 

その後、桶川昌幸社長がスタッフにねぎらいの言葉をかけると、涙を浮かべる姿もありました。 

札幌国際観光・桶川 昌幸社長「只今をもって終了します」 「さみしいです。長い歴史の中でホテルの営業を続けることができた。すべてのお客様に感謝をしたい」 

センチュリーロイヤルホテルは1973年に住友生命が所有するビルに開業しました。半世紀以上が経過し、設備の老朽化などからビルの賃貸契約の終了を機に閉館を決めました。 

ビルはことし7月に解体される見込みで、その後の土地の活用は未定です。また、従業員の再就職はホテル業界の深刻な人手不足から順調ということです。

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