婚活産業が活況、「カフェ+お見合い」に注目―中国

中国では初めてのお見合いの場所として、カフェを選ぶのが一般的になっています。資料写真。

中国では「おひとりさま経済」が広がる一方で、「婚活産業」も活況を呈しています。従来型の結婚相談所やメディアからウェブサイトやホテル、カフェと、ますます多くの業者や業界がお見合いの潜在的な利益に注目し参入しています。初めてのお見合いの場所として、カフェを選ぶのが一般的になっているほか、お見合いサイトもカフェやレストランと提携してお見合いする人にオフラインのふさわしい場所を提供しています。そうして生まれた「カフェ+お見合い」ビジネスモデルが「婚活産業」を後押ししています。

上海では、5月初旬に国際コーヒー文化祭が開幕し、5月を通してコーヒーに関する各種イベントが開催されています。徐匯区天平街道では、科学研究機関や裁判所、公安、外資系企業、民間企業の50人余りの若者が「カフェcitywalk」を催しました。応募の唯一の条件は40歳未満の独身であることです。天平街道は同イベントのために三つのルートを設けました。各ルート8軒のカフェを訪れることができます。天平街道が管轄する2.68平方キロのエリアには130軒余りのカフェがあり、うち約110軒はチェーン店ではなく独立系のカフェです。

お見合いの場所としてカフェが選ばれるのは、環境が良く、柔らかい明かりに心地よいBGMが流れ、リラックスでき安心感があり、使うお金も多くないためです。(提供/CRI)

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