アルタガンマ財団とイタリアパビリオンが2025年大阪・関西万博に向けた合意文書に調印

アルタガンマ財団とイタリアパビリオンが2025年大阪・関西万博に向けた合意文書に調印

-われわれの文化的、創造的な産業を推進するために-

【ローマ2024年5月31日ANSA=共同通信JBN】イタリアの大手企業119社を代表するアルタガンマ財団(Fondazione Altagamma)と、2025年大阪・関西万博のイタリア・コミッショナージェネラルはこのほど、万博期間中にイタリアパビリオンで紹介される取り組みを計画し、推進するための科学的で文化的な協力を開始しました。

目標は、イタリアのソフトパワーを代表するイタリアの文化的、創造的な産業のイノベーション、成長、国際化を推進して、イタリアのブランドの世界的な評判と世界的に有名なイタリアン・スタイルのイメージを一段と強化することです。

声明によると、合意文書はローマで開かれた2024年アルタガンマ・デー(Altagamma Day)期間中、アドルフォ・ウルソ(Adolfo Urso)企業相も参加して、アルタガンマのマッテオ・ルネッリ(Matteo Lunelli)会長と2025年大阪・関西万博のイタリア・コミッショナージェネラルのマリオ・バッターニ(Mario Vattani)大使によって調印されました。

調印式に送ったメッセージでアントニオ・タヤーニ(Antonio Tajani)副首相兼外務・国際協力相は「アルタガンマのブランドはわれわれがそれによって世界で名声を得ているイタリアのノウハウのシンボルです」と強調し、「この類いまれなる遺産の価値化は成長外交と輸出戦略の中心に置かれています。私は就任以来、われわれの生産的なシステムの国際化を外務省の行動の中心に位置づけてきました。これは2025年大阪・関西万博のような偉大な国際的なイベントに参加することをも意味しています」と語りました。

同氏は「アルタガンマとそのパートナーがこのプロジェクトの一環を担ってくれることを喜んでいます」と結びました。

バッターニ大使は「アルタガンマ財団との合意は、2025年大阪・関西万博の世界規模の窓口でわれわれの優秀さを示すための戦略的なものです」と説明し、「日本はアジアで2番目のイタリア製品の輸入国ですが、これらは世界の全地域でわれわれの輸出を推し進める要因となっています。『手で考える』というコンセプトは、マリオ・クチネッラ(Mario Cucinella)氏の設計によるイタリアパビリオンのメインテーマの1つとなります。新しい世代を巻き込んで、イタリアのノウハウが基盤としている知識を教えることが必要です」と述べました。

同氏は「今日、世界の舞台で養成することについて語ることさえ、成長の外交手段となっています。なぜなら、これが世界にイタリアの最新、かつ完璧なイメージを提供するからです」と指摘しました。

アルタガンマのマッテオ・ルネッリ会長は「アルタガンマとCommissariatとの合意文書調印のためにここにバッターニ大使をお迎えできたことは、大変な喜びです」とコメントし、「物作りのノウハウはイタリアと日本を結び付け、日本文化はメード・イン・イタリアの素晴らしさを称賛し、われわれの能力を評価しています。2025年大阪・関西万博はわれわれのセクターにとって重要な市場における類いまれな窓口となるでしょう。2023年にこの市場は2桁の成長を記録し、この市場はわれわれにとって大きなチャンスを意味しています」と述べました。

ルネッリ氏は「万博はこの素晴らしいプロジェクトでイタリアを象徴するための基礎となるでしょう。われわれはアルタガンマがイタリアパビリオンの中に占めるスペースを誇りに思っています」と結びました。

2025年大阪・関西万博は日本の人工島の夢洲(ゆめしま)で4月13日から10月13日まで開催される予定です。

計160カ国が万博に参加し、若い市場を有する豊かな地域、また力強い経済成長を記録している地域である日本とアジアからを中心に約3000万人の来場者が見込まれています。

ソース:General Commissioner’s Office of Italy for Expo 2025 Osaka