デジタルアーツ、「i-FILTER」のWebサービス制御機能に不適切なYouTube動画のサムネイル非表示設定を追加

デジタルアーツは、同社のWebセキュリティ製品「i-FILTER」および「i-FILTER@Cloud」GIGAスクール版(以下、「i-FILTER」シリーズ)の「Webサービス制御」機能に、YouTube動画のサムネイルを非表示にする設定を追加したことを、5月30日に発表した。

本年度から本格的な端末更新を迎えるGIGAスクール構想第2期では、端末を活用したさらなる学習促進が求められている。中でも動画学習はICTを活用した新たな学習方法のひとつで、時間・場所にとらわれず児童生徒が個々の進度や興味に応じて自主学習を行えるほか、視覚的に学ぶことで学習内容が定着しやすいといった利点があることからさまざまなシーンでの活用が期待されている。一方で、学習に不適切な動画の閲覧や深夜帯の長時間利用といった課題も存在している。

そこで同社は、端末の不適切な利用を防ぐWebセキュリティ製品「i-FILTER」シリーズの「Webサービス制御」機能に、学習に不適切なYouTube動画のサムネイルを非表示にする設定を新たに追加した。

SNSなどWebサービスの活用を機能単位で細かく制御できる「Webサービス制御」機能では、YouTubeの中でも学習とは関係のない動画や、文部科学省・自治体が運営する公式チャンネルなど、それぞれ閲覧を許可またはブロックの選択ができるため、教育方針に合わせた柔軟な設定が可能となる(その他のチャンネルや動画でもIDを登録することで個別に閲覧設定が行える)。

サムネイル非表示の設定は、動画を利用した学習環境を整えたいという教育現場における「i-FILTER」シリーズのユーザーの要望により実装された。娯楽的なコンテンツのサムネイルを非表示にすることで、サムネイル上での自動再生を防ぎ、児童生徒がより学習に集中できる環境を提供する。なお、サムネイルの表示・非表示の設定は管理画面から1クリックで変更できるため、YouTube利用においてこれまで以上に細やかな制御が行える。

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