特別純米酒「初代鶩」の新酒完成 福島県広野町の新妻有機農園 町内イオンで初の取り扱い

「初代鶩」をPRする新妻さん

 新妻有機農園(福島県広野町)の有機栽培コシヒカリを使った特別純米酒「初代鶩(あひる)」の新酒が完成した。農園の販売サイトの他、今回初めて町内のイオン広野店で取り扱いが始まった。専務の新妻秀平さんは「日ごろの感謝を込めているので、ぜひ地元の方々に手に取ってもらいたい」と話している。

 農園はアヒルを放し飼いして除草する農法を長年実践し、農薬を使わないコシヒカリを栽培している。収穫した有機栽培米を浪江町の鈴木酒造店の協力で醸造している。2年に1回のペースで仕込んでおり、今回の新酒で5回目という。

 新酒は昨年度収穫したコメを使用している。猛暑だったが、収量や品質はいいという。今回は850本を仕込んだ。720ミリリットル入り1980円(税抜き)。フルーティーで飲みやすい味わいが特徴で、冷やして飲むのがおすすめという。詳細は新妻有機農園のホームページから確認できる。

(相双版)

© 株式会社福島民報社