交通事故で長女亡くした男性 小野市で命の大切さ伝える

交通事故で娘を亡くした男性が31日、小野市の中学校で講演し生徒たちに命の大切さを訴えました。

小野市立河合中学校で行われた「命の大切さを学ぶ授業」。

講師を務めた神戸市垂水区に住む角谷武美さん(63)は、2017年、当時28歳だった長女の美果さんを交通事故で亡くしました。

当時、自転車で職場の美容室に向かっていた美果さんは、軽トラックの運転手がアクセルとブレーキのペダルを踏み間違えたことにより引きずられ、車体と電柱の間に挟まれました。

交通事故の恐ろしさや命の尊さを感じてもらおうと、神戸市内を中心に各地で講演を行っている角谷さん。

31日は、およそ150人の生徒たちを前に、事故が発生してから現在までの心境の変化や、大切な家族を失う悔しさを涙ながらに語り掛けました。

また角谷さんは、突然事故に遭ったり家族が犠牲になることは誰にでもあり得ることだとして、人ごとではなく考えてほしいと伝えていました。

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