【ヘッドホン】ノイキャン・ハイレゾ・ワイヤレス! 三拍子揃ってハイコスパ! 『イヤーファン・ウェーブ・プロ』の使用感【新製品】

ワイヤレス、ハイレゾ対応(LDACコーデック)、アクティブノイズキャンセリングと三拍子揃うと高価になりがちな高性能ヘッドホンをアンダー1万円で実現した『イヤーファン・ウェーブ・プロ(EarFun Wave Pro)』。その実力を確認してみた。【読者プレゼント付】

国内外で華麗な受賞歴のある「EarFun(イヤーファン)」ブランド。外音取り込み可能で、外でも使える!

「EarFun(イヤーファン)」は2つの「CES 2020イノベーションアワード」(米国)を受賞し、さらに「VGPアワード」(国内)を5期連続受賞。日本やアメリカ、ヨーロッパを中心とした世界100以上の国・地域で展開している2018年に設立された中国発の高音質ワイヤレスオーディオ機器ブランドだ。

左右(L/R)が一目瞭然!

そして、アクティブノイズキャンセリング機能を搭載し、LDACコーデックによるハイレゾ再生に対応している最新密閉型ワイヤレスヘッドホンが、イヤーファン・テクノロジー(EarFun Technology)『イヤーファン・ウェーブ・プロ』(263g・税込9,990円・2024年6月発売)である。 実際に使用しながら機能を解説していきたい。

やさしく耳を包み込み、ほどよいヘッドホールド感で安定

実際に『EarFun Wave Pro』を使ってみると、まず装着感の良さに気づかされる。柔らかなイヤーパッドが耳を包むように覆い、長時間の装着でも耳が痛くならない。ヘッドバンドの圧迫感も程よく、快適に装着できて、首を振ってもそうは簡単に落ちない。 近年駅構内でイヤホンの落とし物が増え続けていると聞くが、確かにふとしたきっかけで片方が落下することはよくある。ヘッドバンドで固定するオーバーヘッド型は、やはり安定感が段違いだ。

最初にするのは、スマホとのブルートゥース(Bluetooth)接続だ。スマホのブルートゥース設定画面を開いて、『イヤーファン・ウェーブ・プロ』電源アイコンのMFBボタンを2秒長押しするとスマホが発見してくれ、ペアリングできるはずだ。 より『イヤーファン・ウェーブ・プロ』の機能を使いこなすために、スマホ用の専用アプリ「EarFun Audio」をインストールすると、そこからファームウェアの更新(最新バージョンへのアップデート推奨)、イコライザーやタッチ操作のカスタマイズなども行える。

高音質のBluetoothコーデック「LDAC」によるハイレゾ再生!

ソニーが規格化したワイヤレスでも最大96kHz/24bitというハイレゾ品質の音声伝送が可能なBluetooth用高音質コーデック「LDAC」によるハイレゾ再生ぶりを試したい。 構造的にもダイヤモンドに似た特性を持つ硬質炭素膜「DLC」をコーティングした大口径φ40mm振動板を採用。高い剛性と低歪特性により、迫力ある低音からクリアな中高音までバランスの取れたサウンドが再現されているのはお見事。 ノイズキャンセリング最高レベルの「ストロングANC」で聴くと、ベースドラムのはじけるキック音から、ひずんだギターまでダイナミックな臨場感を感じる。 ユニット内外に配置したマイクでノイズを収音し、逆位相波を用いて最大-45dBのノイズ低減を実現したアクティブノイズキャンセリング機能は強力で、目の前で大声を出されても聞こえないレベルだ。

外音との共存で、移動時にも使える!

外音取り込みができる「アンビエントサウンド」モードではハイレゾ音源とマイクで拾った外音のミックスが楽しい。ベランダで試してみたら、青梅通りのバイクなどの喧噪まで浮かび上がるように聞こえて、普段聴いていた音源がまた違った印象になった。

ケース
たたんでひねって
きれいに収まった

もちろん通話も、左右に計4基の専用マイクを配置しており、周囲のノイズを低減しながら、クリアで聞き取りやすい音声通話を実現している。

装着感も快適。本格的な音楽視聴に最適なワイヤレスヘッドホン

総合的に見て、『EarFun Wave Pro』はノイズキャンセリングとハイレゾ対応を両立した、高コスパな完全ワイヤレスヘッドホンと言えるだろう。 連続再生時間は最長80時間。折りたたみ機構とケース付き。マルチポイント接続対応で、2台のBluetooth機器を同時に接続可能。低遅延ゲームモードも搭載。 製品サンプル提供●イヤーファン・テクノロジー(EarFun Technology)

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