中国・天津美術館で海のシルクロード巡る絵画・古地図展

中国・天津美術館で海のシルクロード巡る絵画・古地図展

25日、展覧会を見学する来場者。(天津=新華社記者/周潤健)

 【新華社天津5月31日】中国の天津美術館で25日、「海のシルクロードから見た19世紀のマカオと広東地区の絵画展」が始まり、絵画や古地図が展示された。

 展覧会は全国巡回の2カ所目で、6月16日まで無料で一般公開される。マカオ科技大学が主催し、同大図書館と銀川当代美術館(寧夏回族自治区銀川市)所蔵の古地図80点、清代から中華民国初期にかけてのマカオと広東地区の洋風画123点を展示。海のシルクロードの主要都市に広がっていた景観と歴史的変遷を再現している。

中国・天津美術館で海のシルクロード巡る絵画・古地図展

25日、展覧会を見学する来場者。(天津=新華社記者/周潤健)

 千年以上前の宋代から広州は海のシルクロードの起点であり、マカオは広州の対外貿易港、東西を結ぶ拠点港として重要性が高かった。

 19世紀以降、マカオに暮らした英国人画家、ジョージ・チネリーをはじめとする西洋の画家と広州の関喬昌(かん・きょうしょう)ら中国の画家は清朝末期の人物、風習、風景などを活写した。海上貿易と科学技術の発展に伴って地図作成技術も向上し、マカオと広東省珠江沿岸の変化や東洋と西洋それぞれの世界観、海洋観が反映されるようになった。(記者/周潤健)

中国・天津美術館で海のシルクロード巡る絵画・古地図展

25日、展覧会を見学する来場者。(天津=新華社記者/周潤健)

中国・天津美術館で海のシルクロード巡る絵画・古地図展

25日、天津美術館に展示されたジョージ・チネリーの作品。(天津=新華社記者/周潤健)

中国・天津美術館で海のシルクロード巡る絵画・古地図展

25日、天津美術館に展示されたジョージ・チネリーの作品。(天津=新華社記者/周潤健)

中国・天津美術館で海のシルクロード巡る絵画・古地図展

25日、天津美術館に展示された関喬昌の作品。(天津=新華社記者/周潤健)

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