ドラァグクイーンの衣装はセルフコーディネート 個性あふれて「動物園みたい」に

ドラァグクイーンのサマンサ・アナンサ

タレントでドラァグクイーンのサマンサ・アナンサが、自身がパーソナリティーを務めるラジオ番組で、衣装について語った。

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ゴールデンウィーク中、サマンサは、ドラァグクイーンのショーと創作和食が楽しめるダイニングバー「do with cafe」(大阪・東梅田)の20周年イベントに参加したのだそう。サマンサは、4日間で総勢30名を越えるドラァグクイーンが出演した同イベントの集合写真を見ながら「(カラフルな衣装が)動物園みたいやろ」と話し、笑いを誘った。

同イベントでは、数回にわたって衣装チェンジをしたサマンサ。そのなかの1着は、サマンサをドラァグクイーンの世界へ誘った先輩であるナジャ・グランディーバが20年前に制作したベルベット生地の衣装だったのだとか。

パートナーを務めるウラリエから「大ぶりのネックレスも素敵」と言われると、「じつは、大ぶりのコサージュをつけるのを忘れてステージに立っていた」と裏側を明かしたサマンサ。ステージでは、大ぶりのアクセサリーを使う傾向があるという。この日はヒョウ柄の衣装も着ており、マダムココからは「シュッと見えるわ」と好評だったそうだ。

サマンサいわく、衣装には「ショータイム系」と「ウロウロ系」の2種類があるという。

「ショータイム系」は、その名の通りショータイム用の衣装であるため派手なデザインのものが多く、大ぶりのアクセサリーやウィッグと組み合わせることでステージ映えする。

「ウロウロ系」は、会場内を“ウロウロ”する際に着用する衣装で、「これが最も大事」だという。観客と身近に会うときの衣装なので、そのときの自分らしいものにする必要があるという。

衣装は指定されることもあるが、自身で選ぶことも多い。衣装はもちろん、ヒールやメイクなども含めてトータルコーディネートをするそうで、ここにドラァグクイーンそれぞれの表現があらわれるのだとか。

「お気に入りの服を着るだけではダメ」で、派手さや自分らしさをプラスする“ひと工夫”が必要不可欠。自分で縫って制作する人も多いという。

同イベントの集合写真を見てみると、「あの子はなに色を着てくるの?」などのネタ合わせをしたわけではないのに誰ひとり被っていないのには驚きだ。今後は、ドラァグクイーンの衣装からも目が離せない。

※ラジオ関西『Clip金曜日』内「サマンサのド・ラ・チ・ラ」2024年5月10日放送回より

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