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ガラスびんが一般的で、金属缶が時々あるでしょうか。
全国的にも珍しい容器でこのほど発売されたのは、地酒です。
「軽い」「割れない」「小さい」とメリット満載。
新たな販路開拓を狙います。
創業明治15年の松江市の李白酒造。
田中裕一郎社長が客の男性と話しています。
田)3月の末。
客)えっ今年?
田)お花見に間に合うように。
2人が視線を向けているのはパウチ容器の日本酒です。会社の3つの代表銘柄を詰めました。
田)お手軽に持って行ってもらって、で、飲み終わったら小っちゃくなる。
客)お味噌のパウチが多分一番初めだと。お酒でパウチは初めて?
田)はい、珍しいと思います。
客)びっくりしました。
大手メーカーには例があるものの、地酒の会社では珍しいと言います。海外輸出にも積極的な会社ですが、従来の商品はガラスびんです。
李白酒造・田中裕一郎社長
「スーパーとか歩いても、今、何でもパウチに入ってるんで、酒はないのかなってところから考えた。」
未使用のパウチはコンパクトで軽く、輸送費もかからないといいます。
李白酒造・田中裕一郎社長
「20万(パック)弱、これで(このスペースに)収まってるので、びんと比べたら圧倒的に少ないですよね。」
(Qびんで置いとこうと思ったら、どれ位の面積が?)
「どうなんですか。10倍必要だって言われてますね。」
さらに酒を詰めた後は。
李白酒造・田中裕一郎社長
「これだったらリュックの中に。ま、5個くらい入るんじゃないですか?」
ガラスびんより軽く、ぶつかって割れる恐れもありません。
李白酒造・田中裕一郎社長
「お土産物屋さんとかでは、かなり好評頂いてまして。お客さんも結構まとめて買われる方もいるっていうことで、今までの日本酒商品とは違う動きをするって。」
コロナ禍でのガラスびんの不足は現在も解消しておらず、その点でも優位性があります。
李白酒造・田中裕一郎社長
「良いお酒を入れてますので、香りも楽しんで頂きたいっていうこともあって。是非おちょことか、お気に入りの器に移して飲んで頂きたい。」
田中社長は、高級酒をお手軽に楽しめる商品として親しんで欲しいということです。