【バレーボール】復帰の中国女子エース朱婷 主力がハイタッチせず大騒動「内紛か」「悪意ある解釈」

まさかの内紛か…(写真はイメージ)

バレーのネーションズリーグ(NL)女子予選ラウンド第2週(中国・マカオ)、日本と対戦する中国で、復帰した大エースを巡り波紋が広がっている。

中国は第2週初戦のオランダ戦で3―1と勝利した。この試合から、東京五輪以来、エースの朱婷が復帰。大スターの登場に会場は大歓声。控えとなったが中国SNSウェイボーでは「朱婷が帰ってきた」「朱婷は控え」が次々にトレンド入りした。

プレーは試合終了間際にサーバーとして出場するのみだったが、別の話題が沸騰してしまった。試合中に主力の袁心玥がベンチに戻る際、一番近くにいた朱婷の前を通りすぎ、隣の選手からハイタッチを始めてしまった。この行動に「朱婷を無視したのでは」とネット上で沸騰。ウェイボーでは「袁心玥のハイタッチ」が再びトレンド入りした。

また、チーム合流後も朱婷が選手の輪の外にいたり、ウォームアップを1人で行う様子などがネット上で拡散されたこともあり「孤立しているのではないか」「いじめだ」と議論を呼ぶ結果となった。

これに対し、試合中の別の場面で両者がタッチをしている様子も投稿され「孤立と解釈するのは悪意がある」「ネットいじめだ」と批判する声も。また、別の主力が〝ハイタッチ動画〟にいいねをしたという臆測も拡散。本人がSNSでこれを否定し「中国女子チームは一致団結している」と反論する事態となった。

中国メディア「羊城晩報」は「スポーツ界で過熱するファンにより、選手の一挙手一投足がしばしば拡大解釈され、選手は常に悪意のある攻撃にさらされている。チームの団結や発展には役立たない。ネット民は女子バレーボールの試合そのものにもっと注目し、悪意のある解釈や臆測が減ることを期待している」といさめる記事を掲載した。

パリ五輪切符もかかる日本戦が大注目の中で行われることは確かだ。

© 株式会社東京スポーツ新聞社