フジコ・ヘミングさんにゆかりのある総社市の学校でしのぶ会 演奏を聞いた教員や生徒が思い出を語る 岡山

4月21日に92歳で亡くなった世界的なピアニスト、フジコ・ヘミングさんにゆかりのある岡山県総社市の学校で、しのぶ会が開かれました。

しのぶ会は、フジコ・ヘミングさんの祖父の故郷だった総社市に、4月に開校した義務教育学校「昭和五つ星学園」で開かれました。約180人の児童・生徒や、片岡聡一市長らが出席しました。

戦時中、現在の総社市に疎開していたフジコ・ヘミングさん。2022年5月、ドキュメンタリー映画の制作の一環でこの校舎を訪れ、疎開中に練習していたピアノで77年ぶりに演奏しました。

(2年前 ヘミングさんの演奏を聞いた/寺澤歩夢さん [8年生])
「今思い返してみると、初めて聞く演奏がフジコ・ヘミングさんの弾いた曲であることがとてもうれしく思います」

31日は2年前に間近で演奏を聞いた教員や生徒が、フジコ・ヘミングさんをしのんで思い出を語りました。

(2年前 ヘミングさんの演奏を聞いた/寺澤歩夢さん [8年生])
「(演奏を聞いた時は)フジコ・ヘミングさんの弾いているピアノから、空気がぶわっとくるような感じでワクワク、ドキドキしました。いろんな人にフジコ・ヘミングさんのことを伝えていけたらいいと思います」

(2年前 ヘミングさんの演奏を聞いた/井上明美 副校長)
「ヘミングさんが偉大なピアニストになってここに戻って来られた。目の前で演奏を聞けたということは、本当に二度とない貴重な経験だと思います」

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