「ロイヤルホテル大山」が仏ホテルブランドに 特徴は「オールインクルーシブ型」町とも協定…その狙いは?

国立公園・大山で長年親しまれてきたロイヤルホテル大山が、この春フランス・パリを拠点とするホテルブランドに生まれ変わりました。
日本ではまだ珍しい「オールインクルーシブ」と呼ばれるホテルとのことなんですが、
一体どんなホテルなのでしょうか。

この春、鳥取県伯耆町にオープンした「メルキュール鳥取大山リゾート&スパ」。

この、メルキュールホテルは、世界110か国に5500以上のホテルを展開する世界最大級のホスピタリティグループ、フランスの「アコー」が大和リゾートから運営を受託し、開業されました。

ホテルの大きな特徴は「オールインクルーシブ型」とのこと。
一体どんなホテルなんでしょうか?

メルキュール鳥取大山リゾート&スパ 運営会社 真柳宏二社長
「滞在中のお食事とお飲み物、館内などで楽しめる体験アクティビティとか、そのへんの料金がすべて込みになるプランのことです。私どものほうでも、色んな地元での体験や交流ができるプログラムを今後準備して、ゆっくり時間を過ごしていただく、そんなホテルを目指したいと考えております」

キャスター 小崎純佳
「そのうちの一つがこの充実したラウンジサービスです。コーヒー、紅茶、ソフトドリンクだけでなく、生ビールやスパークリングワイン、さらには豊富なおつまみなどをこの絶景とともに楽しむことができるんです」

また、入浴後にくつろげる温泉ラウンジを完備するなど、ホテルステイを満喫できるのが魅力です。

そして、もう一つのテーマは「#はなれ旅」。
有名観光地から少し離れたまだあまり知られていない絶景や食、文化など、「はなれ」にフォーカスをあてようというものです。

地域との連携を強化するために31日、立地する伯耆町と協定を締結しました。

伯耆町 森安保 町長
「どうしても有名観光地にお客さんが集中して、オーバーツーリズムなど色んな課題が出てきているなかで、日本には他にも良い所があるっていうことをより世界的に広めていく活動自体が貴重なコンセプトだと思っています」

インバウンド需要が高まる中、大山に誕生した滞在型の新たなホテル。
今後、鳥取県に新たな風を起こしてくれるのか、注目です。

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