京都サンガ いぶし銀の活躍を見せる宮本優太選手

サッカーJ1、京都サンガのいぶし銀の活躍を見せるチームのキーマン、宮本優太選手にスポットを当てます!

インタビューをしている時でした。通りすがりのチョウ監督が宮本選手の両耳を優しくつかみました。

"On clear water the moon reflects"~水清ければ月宿る~

ひたむきにサッカーと向きあう宮本選手にはチョウ監督の言葉が、まるで水に映る月の様に存在しています。
前節、名古屋戦は、両チームスコアレスで迎えた前半16分、昨シーズンまでサンガでプレーしたパトリック選手の強烈なシュートを宮本選手がクリアし、絶体絶命のピンチを救います。

【声】京都サンガ 宮本優太 選手
「大学のとき、チョウさんから言われたことなのですが、"惰性でスライディングしていないか?と」

惰性ではなく考えてプレーすること。
流通経済大学時代、当時、コーチとして指導に来ていた曺監督から学んだことです。

【声】京都サンガ 宮本優太 選手
「ゴールカバーに入るとか、当たり前の事が当たり前にできるようになった」

また、攻撃でも宮本選手が試合の流れを変えます。

【声】京都サンガ 宮本優太 選手
「先制点のとき、僕が裏に蹴ったボールに対して、みんながリアクション(守備的)と捉えずに、アクション(攻撃的)と捉えて、いいアクションをしてくれたので、その後のスローインから、いい流れで得点が取れた」

宮本選手の裏へのボールが起点となり、スローインを獲得すると、直後の攻撃で豊川選手のスーパーゴールが生まれました。
サンガにとって6試合ぶりの先制点。
しかし、後半30分、相手のシュートが果敢にクリアにいった宮本選手の頭に当たり、無情にもネットを揺らします。
試合は、引き分けに終わりました。

【声】京都サンガ 宮本優太 選手
「GKのク ソンユン選手に任せるべきだったのか・・・。
試合後、ソンユン選手と話したときは、センターバックが、あそこで逃げるのは、センターバックじゃない、だからこれからも挑戦してくれと言われたので、僕自身も、これからもミスを怖れず、(通りすがりの曺監督が宮本選手の両耳を優しくつかむ)頑張りたいなと思います(笑)」

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