BMW X1およびiX1に新グレードを設定してラインナップを充実

2024年5月29日、BMWジャパンはプレミアム コンパクトSAVのX1シリーズに「X1 sドライブ18i」と「iX1 eドライブ20)」を追加設定。デリバリーは、前者は同年6月から、後者は同年8月からを予定している。(ここで紹介している画像は、すべて本国仕様のものです)

ガソリン車、電気自動車とも2WDのエントリーグレードを設定

電気自動車 iX1のエントリーグレードとして追加された、iX1 eドライブ20。

X1は、BMWのプレミアム コンパクトSAV(BMWではSUVをSAV=スポーツ アクティビティ ビークルと呼ぶ)だ。現行型は2022年に登場(日本仕様は2023年に発売)した3代目にあたる。

今回、新たにラインアップに追加されたX1 sドライブ18iは、最高出力115kWと最大トルク230Nmを発生する高効率の1.5L 直3 ツインパワーターボ ガソリンエンジンに、7速DCTを搭載し、エアロダイナミクスの最適化等により、セグメント最大級となるWLTCモードで14.4km/Lの燃料消費率を実現している。駆動方式は2WD(FF)となる。

iX1 eドライブ20は、電気モーターで前輪を駆動するモデルで、最高出力204ps(150kW)と最大トルク250Nmを発生する。ボディ床下に収納されているリチウムイオン電池のバッテリー容量は66.5kWhであり、上級グレードの iX1 xドライブ30(4WD)より約140kgの軽量化を達成。これにより、一充電での走行可能距離は、iX1 xドライブ30より30km長い495kmとなっている。

車両価格(税込)は、X1 sドライブ18i Mスポーツが540万円、iX1 eドライブ20 Mスポーツが650万円となっている。ハンドル位置は、いずれも右のみ。この2グレードの追加により、X1シリーズはガソリンエンジン車とディーゼルエンジン車が各2グレード、電気自動車が3グレードの計7グレードのラインナップで展開される。

iX1 eドライブ20のインテリア。日本仕様は右ハンドルとなる。

●全長×全幅×全高:4500×1835×1625mm
●ホイールベース:2690mm
●車両重量:1540kg
●エンジン種類:直3 DOHCターボ
●総排気量:1498cc
●最高出力:115kW/5000rpm
●最大トルク:230Nm/1500ー4600rpm
●トランスミッション:7速DCT
●駆動方式:横置きFF
●WLTCモード燃費:14.4km/L
●車両価格(税込):540万円

●全長×全幅×全高:4500×1835×1625mm
●ホイールベース:2690mm
●車両重量:1890kg
●パワーユニット:モーター×1(フロント)
●総電力量:66.5kWh
●最高出力:150kW
●最大トルク:250Nm
●駆動方式:FWD
●一充電走行距離:495km
●車両価格(税込):650万円

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