来季プレミア挑戦のイプスウィッチ、チェルシーからレンタルの20歳FWハッチンソン確保目指す

去就不透明なハッチンソン[写真:Getty Images]

イプスウィッチ・タウンはジャマイカ代表FWオマリ・ハッチンソン(20)をチェルシーから完全移籍で獲得したいようだ。イギリス『フットボール・ロンドン』が報じた。

今シーズンのチャンピオンシップ(イングランド2部)の戦いを2位で終え、クラブ22年ぶりのプレミアリーグ挑戦を叶えたイプスウィッチ。リーグ1(イングランド3部)からの2年連続昇格の立役者キーラン・マッケンナ監督は、ビッグクラブからの関心が報じられていたが、2028年6月までの契約延長を果たした。

イプスウィッチでの続投が決まったマッケンナ監督は、チェルシーからレンタル加入のハッチンソンと来シーズンも共に戦うことを望んでいるとのこと。クラブは移籍金2000万ポンド(約40億円)での完全移籍を目指すという。

マッケンナ監督の下、徐々にチーム内での地位を高めた左利きアタッカーのハッチンソンは、最終的に公式戦50試合で11試合6ゴールを記録。リーグ最終節でもネットを揺らすなどイプスウィッチのプレミアリーグ昇格に貢献し、シュツットガルトやアヤックス、フェイエノールトなどから関心を寄せられている。

今夏、多数の選手の放出に動くと予想されるチェルシーは、ハッチンソンの売却にも前向きと見られているが、つい先日、オプション行使によって契約期間を2026年6月まで延長。引き留めに傾いたというよりは、この20歳の価値を守るための動きと考えられている。

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