列車運行中の南海トラフ地震発生に備える JR牟岐駅で乗客避難訓練【徳島】

徳島県牟岐町のJR牟岐駅で5月31日、列車運行中の南海トラフ地震発生を想定し、実際に列車を走らせての乗客避難訓練が行われました。

訓練にはJR四国と自治体、それにJR西日本や阿佐海岸鉄道の職員ら約120人が参加しました。

列車の安全運行を管理する指令室からのアラートを受け、列車は緊急停止します。

(乗務員)

「津波から避難します。準備をしてお待ちください。津波から避難します」

乗務員が緊急停止した列車から乗客を降ろすと、別の乗務員が緊急避難場所である県立海部病院へ乗客を誘導します。

今回の訓練では、津波が到達すると想定されている11分よりも早い、9分43秒で避難が完了しました。

参加者は、実際の地震や津波を想定し、真剣な表情で訓練に取り組んでいました。

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