「暴力団の協力者とみなされている」男らが警察・検察かたる 72歳女性が3700万円詐欺被害

滋賀県警守山署

 滋賀県警守山署は31日、野洲市の女性(72)が警察や検事をかたる男らに現金約3700万円をだまし取られたと発表した。多額詐欺事件として捜査している。

 同署によると、5月9日に電話会社をかたる女から「携帯電話が使えなくなるかもしれない」と女性宅に電話があった。その後、警察や検事をかたる男から「あなたは暴力団の協力者とみなされている。資産を捜査する。お金を振り替えてください」などと言われ、女性は、自分と同名の名義で開設された口座に20日から24日にかけ5回にわたり送金した。金は同日までに別の金融機関の口座に送金されていたという。

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