5千人規模の雇用創出を目指す 「徳島バッテリーバレイ構想」策定会議【徳島】

蓄電池産業を新たな県内産業の柱にする、県の「徳島バッテリーバレイ構想」の計画策定を目指す会議が5月31日、徳島市で開かれました。

この「徳島バッテリーバレイ構想」は、県が蓄電池関連企業の誘致などを行うことで、2030年までに県内の出荷額を現在の約1600億円から約3000億円にし、5千人規模の雇用の創出を目指すものです。

5月31日、徳島市内で開かれた計画を策定するための会議には、県の担当者や蓄電池関連企業の関係者らが出席。

会議では、県の構想案に対するパブリックコメントとして「県内企業や一般家庭の蓄電池導入率の向上の目標も必要」や「県外で進んでいる同様の計画を参考にしては」などの意見が紹介されました。

県では、2024年7月にこの「徳島バッテリーバレイ構想」の推進会議を立ち上げ、具体化に向けた準備を進める方針です。

(徳島バッテリーバレイ構想策定会議・村上委員長)

「今回の構想を機に、徳島県がより良い好循環を生み出すような日本の蓄電池産業の心臓として、成長産業の果実を本県がしっかりと享受できるように取り組んでいきたいと考えています。」

© 四国放送株式会社