永野芽郁、時短を考えて生活 「5分でも無駄にしたくない」

永野芽郁

俳優の永野芽郁が31日、都内で行われた映画『からかい上手の高木さん』(公開中)初日舞台あいさつに登壇。タイトルにちなんだトークで「時短上手」であることを告白し、「基本、時短を考えて生活しているんです。家の中で速く曲がりたくて壁によく肩をぶつけたりもしているんです」と話した。

シリーズ累計発行部数1,200万部を突破し、アニメ化、ドラマ化もされた山本崇一朗のコミックを実写化する本作。中学時代に隣の席の女子・高木さん(永野)にからかわれていた西片(高橋文哉)の10年後の物語が描かれる。イベントには高橋文哉、江口洋介白鳥玉季齋藤潤今泉力哉監督も登壇した。

10年後の自分について永野は「私の20代の過ごし方の目標が“なんでもかんでも挑戦する”なんです。自分の中でいろんなことを精査して学びを得た上で、30代は自分で選択していける歳にしていきたい」と述べ、「10年後はきっと自分を信じていろんな選択をしながら、今よりも楽しく生きているだろうし、生きていたいなと思います」と話した。永野はまた「今年25歳になるので、10年後は35歳。今よりも違う自由があると信じています。楽しみです30代」と目を輝かせる。

タイトルにちなんで「●●上手の●●さん」を発表し合うコーナーでは、「時短上手の永野さん」とプライベートの自分の性格を紹介。永野は「せっかちというのもありますけど、5分でも無駄にしたくない。基本、時短を考えて生活しているんです。家の中で早く曲がりたくて壁によく肩をぶつけたりもしているんです」とユーモアを交えてコメント。これに高橋が「永野さんはせっかち。僕もせっかち。だからウマが合っていた気がします」と反応し、永野も「私は歩くときも早歩き。でも文哉くんもそれについてきていましたもんね」と話していた。

永野演じる10年後の高木さんは教育実習生の設定で、生徒役の齋藤とのエピソードも披露。永野は「潤くんとのシーンが多く、二人で過ごす時間が多い中、私に対して一生懸命お芝居のことを聞いてくれたり、私をお姉さんとして見てくれた。すごくありがたかったです」と振り返り、齋藤から撮影後、手描きの絵をプレゼントされたことも明かす。

永野はこの日、その絵を持参しており「持ってきちゃった。家に飾っているんです。すごくないですか、この絵。潤くんの時間と愛情を感じました」と紹介。また、それぞれのおススメのシーンの話題になると、永野は「みんなが歌を歌ってくれるシーンがあるんですけど、みんなの歌声が綺麗すぎて」と学生の歌唱シーンを挙げる。「学校の先生はこういう気持ちで自分たちの歌を聴いてくれていたんだなって温かい気持ちになりました」としみじみしていた。(取材・文:名鹿祥史)

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