【長崎くんち】稽古の安全と成功を祈願し“まつり”本番へ 麹屋町小屋入り直前に気合十分《長崎》

麹屋町公園に集まって、真剣な表情で声を出すのは「麹屋町」。

(打ち込み稽古)

「縦並びは基本的にない。基本的には横。一回そういう並びでした方がいいかも」

10年ぶりの奉納に向け、どの踊町よりも早く、去年11月から週3回の筋力トレーニングを重ねてきました。

長崎くんちの“稽古はじめ”となる小屋入りで、良いスタートを切りたいと囃子の稽古にも励んできたそうです。

(稽古)

「よーいやさ」

54歳の最年長、くんち初挑戦の實藤 康史さんも気合い十分。

(實藤 康史さん)

「みんなと一緒に一つのものを作り上げる第一段階。自分なりに精一杯やって体とぎりぎりのところで相談しながら頑張って、いい奉納ができるよう力を合わせたい」

川津 さくらさん 21歳はメンバーで唯一の女性です。

(川津 さくらさん)

「みんなと一緒に船を曳くことはできないが、子どもたちに囃子を教える担当をすることになった。小屋入りの時の打ち込みに参加させて頂くことになったので」

10年前は囃子として出演。

今回は根曳を希望しましたが、子どもたちに囃子を教える“囃子指導”を担うことになりました。

1日の小屋入りでは、出演者の一人として締太鼓をたたきます。

(川津 さくらさん)

「囃子担当というからには、自分が小屋入りで失敗できないので、まずは小屋入りが成功できるように今は練習を頑張る。それだけ」

稽古の安全と成功を祈願し、まつり本番へ。

(麹屋町奉賛会 高濵 康弘 会長)

「お互い、助けあっていかないと。落ち度がないようにケガがないように。それだけが役員としては気がかり。本番に120%の実力が出るように頼みたい」

各踊町は小屋入り後、10月7日からの本番に向け本格的な稽古に励みます。

(桒畑笑莉奈アナウンサー)

長崎くんちの今年のリーフレットも完成しました。

各踊町の演し物の説明や、くんち本番の奉納の順番や時間なども書かれています。

あす小屋入りということで、各踊町、気合いが入っていますね。

(冷川小粹アナウンサー)

私は30日に五嶋町の稽古にお邪魔しましたが、音が鳴り出すと観客も集まってきて、大変盛り上がっていました。

(青木雄大アナウンサー)

私が取材している銀屋町は「鯱太鼓」なんですが、担ぎ手の半分以上が初出演ということで、若手の活躍も非常に楽しみです。

(桒畑アナ)

麹屋町は早くから稽古を始めていて、一体感がありました。本番が楽しみです。

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