札幌市は車検や不動産の登記などに使われる戸籍の「附票の写し」に住所変更が反映されないことから6月3日からコンビニでのサービスを停止すると発表しました。
システムの不具合が原因で解消時期は未定としています。
札幌市によりますと5月29日に全国の自治体とつながっている戸籍のネットワークから札幌市へのアクセスが全く来ていないことに職員が気付きました。
このネットワークは各自治体から札幌市への転入など戸籍の変更があった場合に書き込まれますが戸籍の附票に最新の住所が記載されないということです。
市が調べたところ異常は27日段階から起きていてほかの自治体からは同様の報告がないことから札幌市だけの不具合だとみています。
いまのところ解消のめどは立っていないということです。
市はこれにともないコンビニで行っているマイナンバーカードでの附票の写しの交付を6月3日から停止します。
停止期間中に附票の交付を受ける場合は本籍地のある区役所などで個別に発行してほしいとしています。普段から混雑する札幌の大通証明サービスコーナーを利用する場合は長くて3日程度の時間がかかる場合があるとしています