コンテ氏のナポリ指揮官就任が3日にも発表か…全権握りディ・ロレンツォ退団&クワラツヘリア移籍阻止へ

ナポリ指揮官就任へと向かっているコンテ氏[写真:Getty Images]

アントニオ・コンテ氏(54)のナポリ指揮官就任が間近に迫っている。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じた。

33年ぶりのスクデット獲得を果たした昨シーズンから一転、ルチアーノ・スパレッティ監督が去った今シーズンは苦難の1年を過ごしたナポリ。指揮官を2度交代した上、セリエAは10位フィニッシュとなり、ヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)の出場権も逃した。

2月に就任したフランチェスコ・カルツォーナ監督が今シーズン限りでチームを離れるなか、アウレリオ・デ・ラウレンティス会長が後任に選んだのはトッテナムを最後に現場から離れているコンテ氏。年俸純額600万ユーロ(約10億2000万円)+ボーナスの3年契約を結ぶ見込みで、週明けの6月3日にも正式発表の可能性があるという。

コンテ氏はチーム作りを進める上で全権を握るとのこと。先日スポーツ・ディレクター(SD)に就任したばかりのジョバンニ・マンナ氏と協力しながら立て直しを図っていく。

まず目指すのは、今シーズン限りでの退団の意向が明らかとなったチームキャプテンのイタリア代表DFジョバンニ・ディ・ロレンツォ(30)の引き留め。また、パリ・サンジェルマン(PSG)からオファーが届いているジョージア代表FWクヴィチャ・クワラツヘリア(23)の流出も阻止するという。

このウインガーをチームの顔にしたいと考えているコンテ監督は、6000万ユーロ(約102億4000万円)のオファーを拒否する意向。1億ユーロ(約170億7000万円)を提示されたとしても耳を傾けるつもりはなく、最低でも1億5000万ユーロ(255億8000万円)からと考えているようだ。

セリエAではユベントスやインテルでリーグ優勝を経験しているコンテ氏。ナポリでもタイトルを手にすることができるのだろうか。

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