監督交代に西武オーナー「やむをえないということで了解した」 巨人戦観戦 渡辺久信監督代行に「嫌らしい野球を」

西武・後藤オーナー

◆西武1―4巨人(31日、ベルーナドーム)

西武の後藤高志オーナー(75)が現地で試合を観戦し、監督交代について言及した。

西武は26日のオリックス戦後、就任2年目の松井稼頭央監督が休養すると発表。渡辺久信ゼネラルマネジャー(GM)が監督代行を務めている。

後藤オーナーは今回の経緯について「残念ですけどね。松井監督には本当に期待していたし、きっかけをつくってもらってというふうに思っていた」と切り出し「しかしチーム事情でやむをえないということで了解した」と説明。渡辺監督代行には「11年ぶりの采配だけど、今までの経験というか監督としての経験もしっかりしたものがある。編成でも選手のことをよく見ていると思うから、大いに期待している」と巻き返しを望んだ。

チームはこの日も散発3安打で中村剛也のソロ本塁打のみに抑えられた。「もうちょっと打ってもらいたかったけどね」と物足りなさを感じた後藤オーナーは「はっきり言えば、打が非常に厳しい。(チーム)打率も得点もパ・リーグで最下位ですから。渡辺監督代行が言っているように嫌らしい野球をしてワンチャンスをものにしていく。それは大いに期待しています」と、中日にロースコアで連勝した29、30日のような戦いを求めた。

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