免許停止処分を受けている米ミシガン州在住の男が、処分をめぐる法廷審問にZoomで出廷した。ビデオ通話を繋いだのは、本人が運転する車内からだった。
その様子を収めた動画が、SNSで拡散されている。
USAトゥデイ によると5月15日、男は過去の逮捕に関する法廷審問にオンラインで参加した。容疑は「免停処分中の運転」だ。
男の運転免許は無効であるにもかかわらず、明らかに運転中の車内からZoomが繋がれた。
「今、運転中ですか?」と判事が聞くと「ちょうど病院の駐車場に停めるところです。ちょっと待ってくださいね」と男が答える。
「今停めますからね〜、はい、今停めます」と陽気な様子に、判事も笑っているが……
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「今日は何の容疑についてですか?」と文書に目を通した判事が、あることに気づく。「彼は免停中では?」
「その通りです」と弁護人。判事は「たった今、運転していましたが……免許は持っていないんですよね」と困惑した様子だ。
ここで男も重大なミスに気づいたようで「Oh……」とつぶやく。
長い沈黙のあと、「なぜ彼がこんなことをしたのか、私にもわかりません」と判事は言い、男の保釈を取り消して同日中に地元の郡刑務所に出頭するよう命じた。
最後に男は「オーマイゴッド」と天を仰いだ。
動画はXで2000万回近く再生され、約2.5万回リポストされている。
「笑った」「このあと車で出頭したんだろうか」「『やっちまった』って気づいた時の顔が…(笑)」「弁護人の心中、お察しします」など、さまざまな反応があった。