トランプ前大統領が「口止め料」裁判で有罪評決

ドナルド・トランプ前大統領が、不倫の口止め料の支払いを巡り業務記録を改ざんした罪に問われていた裁判で有罪評決が下された。

30日(木)に、ニューヨーク州の裁判所で、34件全ての罪状で有罪となり、アメリカ史上初めてとなる刑事事件で有罪判決を受けた大統領経験者となったトランプ前大統領は、「私は無実だ」とし評決を「恥ずべきもの」と非難している。

一方、これを受け、コメディアンのキャシー・グリフィンや『スタンド・バイ・ミー』のロブ・ライナー監督、『マルコヴィッチの穴』のジョン・キューサックなどセレブたちが「喜び」の声を上げている。

2017年にトランプ氏に対する暴力を表現した写真を投稿して論争を呼びキャリアが急降下していたキャシーは、「喜びの涙」を流しているとネットでコメントしているほか、ライナー監督は「有罪‼」と投稿、そしてジョンは「まぬけで不誠実な犯罪者は、今は有罪となった重罪犯人だ。34回も。そして今、判事は侮辱罪においてトランプをどうするだろうか」と綴っている。

トランプ前大統領が起訴されている4件中最初の裁判となった同件の量刑は、前大統領が2024年米大統領選の共和党候補に指名される数日前となる7月11日に言い渡される予定だ。

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