横山副知事退任へ 国交省から後任 茨城県

横山征成副知事

茨城県の横山征成副知事(54)が任期途中で退任し、国土交通省から後任者が起用される見通しであることが31日、分かった。4日に開会する県議会第2回定例会で、大井川和彦知事が人事案を提出する予定。

横山氏は同省出身。任期を2年残して退任した前副知事の小善真司氏の後任として、2022年7月に起用された。副知事就任後は主に、つくばエクスプレス(TX)の県内延伸先決定や茨城空港(同県小美玉市)の「1時間に1着陸」運航ルール弾力化、台湾との経済交流促進などに尽力した。

茨城県は現在、副知事2人制で、このうち1人は国交省からの起用が続いている。横山氏の任期は26年6月30日までの4年だが、これまでも2年での交代が慣例となっている。

もう1人の副知事は秘書課長や総務部理事兼次長兼知事公室長、総務部長など県の要職を歴任した飯塚博之氏。昨年12月に副知事に就任している。

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